お外の洗濯者さんたちがこの
強い風に負けそうになりながらも
必死に干し竿にしがみついてる。
あたしの白いワンピースも
さっきから飛んでいきそう。
あたしはお部屋でごろごろ。
ここを動きたくないよ。
だから見て見ぬフリ。
自分を選んでる。
ずるいでしょ。
夜中の雨のことなんて
まるでなかったような快晴が
どうしてかな、すごい憎い
あの夜をなかったことになんて
できないのに"朝になったら"
って都合いい台詞をつけて
晴れてみせてるんだもん
しまいには強い風を吹かせて
すべて 消し去ろうと してる
あたしにはどうしても
そんなふうにしか感じない
風で消し去られた雨の中に
生き埋めになった想いは
どうしたらいいの
行き場なくなって
この先をさ迷い続けて
もがいていくんだ
あんな日もあったね なんて
いつか忘れられていくんだ
どんなに強い引力を武器にしても
変えられない想いがあるとしたら
新しい流れに身を委ねること
それがだれでも簡単にできる
だなんておもわないで ね?




