友人が見かけたら買うようにしていると言っていたビッグイシュー。
それを聞いて気になっていたのですが、昨日の朝ついに見かけたので買ってみました。
一応ビッグイシューについて簡単に説明すると(知っているかと思いますが)、ホームレスの方が路上で販売している冊子で、ビッグイシューの定価350円のうち180円が彼ら(女性の販売員もいるのかな?)の収入になる。最初の10冊は無料で提供し、その売り上げ(3,500円)を元手に、以降は1冊170円で仕入れて販売してもらう仕組み。
後から調べて知ったことなのだけれど、ビッグイシューを販売する販売員の方には行動規範があるようです。
以下コピペです
「割り当てられた場所で販売します。
ビッグイシューのIDカードを提示して販売します。
ビッグイシューの販売者として働いている期間中、攻撃的または脅迫的な態度や言葉は使いません。
酒や薬物の影響を受けたまま、『ビッグイシュー日本版』を売りません。
他の市民の邪魔や通行を妨害しません。 このため、特に道路上では割り当て場所の周辺を随時移動し販売します。
街頭で生活費を稼ぐほかの人々と売り場について争いません。
ビッグイシューのIDカードをつけて『ビッグイシュー日本版』の販売中に金品などの無心をしません。
どのような状況であろうと、 ビッグイシューとその販売者の信頼を落とすような行為はしません。」
上記規範を勿論知らない私は、やっぱりどこか緊張…とまで言わないけどコンビニで買い物する感覚とはなにか違う気持ちがありました。
「すみません、1部下さい」
「ありがとうございます。最新号でよろしかったでしょうか?」
ちょうど良い声の大きさ、ハキハキとした話し方。
「はい、お願いします」
「350円になります」
350円払う。
「350円ちょうどいただきます。」
ビッグイシューを受け取る
「ありがとうございます。いってらっしゃい」
時間にして30秒くらいかと思いますが…そこには確かに接客がありました。
聞き取りやすいハキハキした話し方がとても印象的で、申し訳ないけどコンビニとかでは滅多に体験できない接客があり、昨日は朝からとても気分が良くて、また買おうって気持ちにさせられました。
この違いってなんだろうって思ったときに、ひとつ思い浮かんだのが「意識の差」です。
一冊売れば半分貰える上に、リピート客をゲットできれば中々の安定利益につながる彼らと、ただなんとなく働いている人とでは違ってきて当然かな、と。
…と、思ったときに私はさらにこんな事を考えました。
「あれ、これって俺も一緒じゃない?」
私もただなんとなく与えられた仕事を淡々とこなしているだけのサラリーマンで、きっと周りも似たような人たちの集まりだと思います(自分で書いててどんな会社だよ!ってツッコミたくなりますがw)。
でも本当は会社の成長を考え、少しでも貢献できるようにみんなが意識して働かないと企業の底上げって難しいですよね。
と、自分の働き方を見つめ直すことができました。うん、いい体験した
もしビッグイシューを路上で買ったことない人がいたら是非一度購入してみてはいかがでしょうか。
(ちなみにまだ中身は読んでませんw)