そこでグローバル化の基本は、お互いのコミュニケーションと、人としての相互理解だとよく耳にするのだが、それがグローバル化の本質だと思っていたら大変な問題だ。
文化の異なった国の人との相互理解やコミュニケーションのことを言うのなら、そんなものはグローバル化とは関係のない、単なる異文化コミュニケーションに過ぎない。
国家間、異文化間でお互いを尊重しながら、お互いを理解し仲良くやっていこうというだけのことである。
グローバル化の本質とは、「戦い」なのだ。
これまで企業経営、ビジネス上のルールが互いに異なっており戦えなかったところを、ルール、規則を同一化して、同一ルールの上で本気で戦おうというのが、グローバル化である。
勝者にとって、これまで以上に大きな市場を獲得する機会ができるだろう。しかし敗者になれば、これまで確保していた顧客や市場を一気に失うことになる。
そしてこのグローバル化のルールや規則は、アメリカ流のルールややり方のことを意味している。世界中のビジネスに一番影響を与えているアメリカのルールややり方に則って、グローバル化は進められており、その中でどの国の企業もビジジネスマンも戦っていかなければならない。
当然のことながら、アメリカの企業やビジネスマンは既にそのルールもやり方も熟知しており、勝ち方までも知っている。
ところが残念ながら日本企業、日本のビジネスマンの多くは、アメリカ流のルールややり方が分かっているとはいえない。
日本の企業、ビジネスマンにとっては、アメリカ流の経営、ビジネスのやり方を理解し、その上での勝ち方を早期に見つけ出し、身に付けること、それがグローバル化への取り組みである。
