トレード技法とは単語的ではない。あくまで陽線陰線の交じり合いによって生じる文脈の上で理解すべきものであり、それ単体では意味を成さない。
本を読みたてで負けたからこの技法は当てにならない、トレードなんて馬鹿げたギャンブルだとのたまう者もいるが、それは技法を自らに落とし込んだ際に、その技法の願望まで会得してしまったタイプだ。

押しのダブルボトムでも反転することはあるし、しないこともある。それを分つものは何かと言えばそれが上位足の20EMAに接して起きた出来事だったり(つまりはスインガーの加勢)、まだ一波目を消化しただけだったり、理由はまちまちだが、結局このダブルボトムを使い熟すにもダブルボトムだけでは足りない。今までの遍歴ありきで意味は変わる。

それだけでは何の意味もなさない陽線陰線の束を我々の解す言葉に翻訳すれば、大中小の各トレンドに対して理解も深まろうし、ひいては利益を成すだろう。自らの整理のために記すものとする。