もう数年単位で、活字から離れていると感じてネットでこの本を買った。ベストセラーの本を買うかどうかで迷ったが、それは辞めた。実は過去に又吉直樹の小説火花を発売から半年遅れぐらいで購入した。

読み進めて 何日か経過したその時にフジテレビのワイドショーグッディで火花のあらすじを放送していて、読む気が一気に失せた経験があった。その苦い経験から次回本を読むときは、エッセイのように読みやすく 知ってる人の書籍にしようと決めていた。

そんな時に、室井佑月さんのこの息子ってヤツはに出逢った。室井さんについては
出演しているゴールデンラジオの中で時折聞ける、息子の話や会話が面白かったので
興味を持っていた

読み進めてみると、母親としての息子に対する考え方が溢れている。それが手に取るように
感じられた。メディアに出演している室井さんとは少し違う印象を受けて、良い母親だなそれが感想でした。

特に、息子が受験するまでの葛藤や東日本大震災に遭遇した時の室井さんの母親の話など
息子だけを追いかけている話かと思えば、室井さん自身の心情も上手く吐露され、メディア用の室井さんとそうでない室井さんの対比が感じられた

特に、中学に入ってソフトボールの試合を全部 観戦しようと計画していたり
中々出来ることでは無い無償の愛を感じた。非常に読みやすく、最近本が
読めていないそんな人には 丁度良い本かもしれません。