皆さんは、次の世代にどんな世界を残していきたいと思いますか?

 

それぞれの意見があると思いますし、完全に誰にとってもいい世界は難しいと思いますが。

 

 

僕は

「生産性で人を測る社会」

を残したくないのです。

 

例えば、お医者さんや弁護士、社長はすごい!

旗振りのおじさんや、レジ打ちの方、簡単にできる仕事はすごくない。

 

あと乗っている車とか、

住んでいる家、着ている服、学歴とかで人を判断する。

 

みたいな、

思っていなくても

社会に無意識的に存在する

生産性によって人を判断する風潮は僕は未来に残したくありません。

 

 

最近大工として入っている工事現場で

旗振りのおじさんと仲良くなりました。

 

そのおじさんは70歳くらいで、

昔ボディービルディングの選手だったり、

社交ダンスの先生をしたりして、

とても活発な方だったそうです。

 

しかし、病気に罹り、仕事をやめて、

仕事に復帰する時に、

今の警備の仕事を選んだそうです。

 

でも、旗振りしていると、

急いでいる人はイライラして罵声を浴びせてきたり、

回り道の誘導も分からない人がいて怒られたり。

 

しかも30代、40代とおじさんのの子供世代から怒られるときたら、

おじさんも心を痛めてしまいます。

 

でもね、旗振りの仕事って、そこにいなければ危ないことが起きるわけで。

感謝すべき対象だと思っています。

暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も、

ずうーっと立ちっぱなしで、

忙しいとトイレにも行けない。

 

誰か、この仕事を率先してやりたい人、いますか?

あんまりいないと思います。

 

特別なスキルが必要ではないから、

定年退職した後のおじちゃんちがやっているイメージですよね。

 

僕は

こういう仕事をしている人たちは今の社会では

「生産性が高い仕事ではないと」見られていると思います。

 

そう言う人が、見下される社会は、未来に残したくありません。

 

明日は我が身です。自分もいつそのような仕事につくかわかりません。

 

今日も旗振りのおじちゃんに感謝を伝えます。

そして、車の運転中などでも工事現場の旗振りのおっちゃんがいたら、

手をあげてありがとうポーズをしたいと思います。

 

 

今日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。

 

皆さんの何かの気づきになれば嬉しいです!