武漢の歩き方 -19ページ目
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失敗した!

武漢にきて、まず最初に感じたのは「失敗した!」というものだった。


中国三大釜戸と呼ばれるだけあって、夏はアホみたいに熱い。しか

も夏が以上に長い。春夏秋冬ではなく、初夏・真夏・終夏・冬みた

いな感じ。6月で30度を超えるのも珍しくない。


日本料理屋はチョロチョロとあるが、基本的にどこも不味い。美味い

ところは高い店がほとんど。中には刺身を頼んでもいないのに、勝手

ワサビをもっきて、会計時にワサビの分まで請求してくるよ

うな店もある。


交通マナーの悪さは中国でもTOPクラス。武漢に比べたら、北京や

上海のドライバーはまさに紳士淑女だ。「青は進め、黄色も進め、赤

は注意して進め」が中国の一般常識だが、武漢にいたっては「信号

は街のイルミネーション」といった感じ。


仕事に関しては「大変だが稼げる仕事」より、「たいして稼げないが、

楽な仕事」を好む傾向にある。蒸し餃子が12個一皿3元とかの街な

ので、給料が安くてもまぁ、食うには困らないからだろう。


自分のことしか考えないという国民性の中国ではあるが、とくに武漢

はその気質が激しい(武漢で出会った日本人は皆同じことを言う)。

少しずつ変化している中国(主にサービス業)の中で、この街ほど変

化に富まない地域も珍しい(中国十大都市の一つなのに)。


とまぁ、色々とあげればキリがないのだが、総合すると『武漢に住む

とになった奴は、ある意味罰ゲーム』ってところだ。お仕事関係

で来る人は仕方ないにしても、これから留学しようと思ってる真面目

な人は、よく考えてからにした方が良い。逆に真面目じゃない奴には

もってこいの都市だけど。


とりあえず、そんな感じ。


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