パンダホビー マーダーⅠ 7.5cm Pak.40/1 auf Gw.Lr.s.(f) Sd.kfz.135
購入価格4190円(5832円) パーツ数190個+履帯216個
タミヤのマーダー3Mあたりと同じぐらいになっている。ただし、履帯が連結組み立て式なので、その分多い。足回りのパーツが一体化されているので、少なくて済んでいるように思う。
 1号戦車より小さいぐらいだが、モールドは細かく、パーツの一体化もされており、それでモールドが荒くなっているような感じがしない。モールドの感じはタミヤの1/48が近い感じだが、スケール通りにしているような感じがある。少しバリがあるが、パーティングラインは少ない。車体が小さいので、パーツも細かいものが多いが、無理やりスケール通り細かくしたような感じはなくタミヤ的作りやすさを考慮しているような気がする。と思ったが、実際組んでみるとかなりすり合わせをしないと組み立てられない。ハンモデルのシルカ程ではないが、ダボ穴にダボが入らないところがある。
  履帯は片側105個だったので、あまり余分はない。今回は、細長い紙を転輪に巻いて長さを図り、板の上にマスキングテープを置き、その上にキャタピラを並べていった。図った長さ分並べたら、タミヤの流し込み接着剤(速乾タイプでないもの)を塗って10分ぐらいして、転輪に巻きつけた。どの程度乾燥時間をとるか難しいが、15分ぐらいしてもまだ固まったりはしていないので、きっちり時間を測ってやらなくてもなんとかなる。これまでは、リモネン接着剤で一つ一つ接着していたが、今回はキャタピラが小さいので、それではやりにくいと思い、流し込み接着剤を一気に塗る方法で行った。接着剤はできるだけ少なく塗るのが原則だが、このキャタピラの組立では根気のいる作業で、キャタピラの転輪側に接着剤を塗るような感じになってしまった。巻きつけたキャタピラの弛みを表現するための治具があるが使わなかった。巻きつける前に足回りとキャタピラを塗装しておくと、あとで楽なのだが、今回は塗装しなかった。
  押し出しピン跡が見えるところにくるパーツが有り、なぜ見えにくい方にしなかったのかと思うパーツが有る。単にミスということではないのだろうが、ちょっと残念。
  ステップ8のB29のパーツと、ステップ9で、砲身を支えるもの(B31)を取り付けるダボ穴がない。これに気づかず車体上部を接着してしまったので、もうダボ穴を開けることも出来ない。仕方なくダボを切り取ってイモ付けにした。幸い接着面が広いパーツなので、取り付け自体には問題なかった。その他にも組立説明書のパーツ番号を間違えている所はいくつかある。取り付ける向きが変わるようなパーツ番号の間違いもあるので、図をよく見て確認しながら作る必要がある。
  砲を車体に取り付けるところもきつくてはまらないので、車体側の穴を広げた。多分力を入れるとはまるのだろうが、砲は細かい華奢なパーツが多く付いているので、力を入れてはめることが出来ない。
  パーツ数は多くないので、キャタピラさえうまくできれば、組み立てには時間はかからない方のキットだが、合いはいいところ、悪い所がある。全体的には、悪く無いと思うが、積極的にこのメーカーのキットを選ぶかといえばそこまでではないというところだろうか。とはいえ、マーダー2,3のようにドラゴン、タミヤの良キットがある車種ではなく、マーダー1のように他に無ければ、このキットで十分満足できると思う。

購入価格5,000円(9,180円) パーツ数602個+履帯968個






 定価は値上げ後のものだが、買った時は値上げ前の価格からの値引き価格だと思われる。現在の価格は高い、内容的には他社と比べて高いわけではないが。不要パーツは多少あるし、選択するパーツもある。履帯も全て使うわけではない(128パーツ余る)が、それでもパーツ数の多いキットであり、そのため、精密感のあるものができる。エッチングも難しい使い方のところは少なく、なんとか使うことができた。このキットにはデカールが入っていない。デカールの付属しないAFVキットを買ったのは初めてかもしれない。カラーの塗装指示が3種類あるが、どれもロシアンエキスポアームズのもので、実戦部隊のものがない。なので、不要ということだろうか。組立説明書はパーツ数の多さを反映して、41ステップ28ページの豪華なもので、日本語を含む4ヶ国語で説明されている。組み立ての注意点が日本語でもあるのはありがたい。組み立てで困りそうなところを補助する治具があるなど、モデラー目線の気配りがあり、そこはタミヤ並と言えるかもしれない。
初めて購入したモンモデルのキットだが、なかなかパーツはシャープでドラゴンのスマートキットを彷彿させる。合いもなかなか良く、接着しなくてもパーツがつくぐらいのところもある。設計がタイトということなので、無理やりくっつけることはできてもできればすり合わせしたほうが良いのかもしれない。パーツ数は多いが、合いがいいと作りやすく、楽しく作ることができる。
 マインローラの組み立てが最初よくわからなかった。マインローラは取り付けないという選択もできるが、このパーツも精密感があるので、取り付けたほうが良いような気がする。
 組立説明書の間違いもないように思う。マインローラでは怪しいところがあるが、私の勘違いかもしれない。うまく組み立てできないのは私の勘違いであったところがいくつもあり、キットを信じて、うまくいかないのはキットのせいではないと思ってしまうところが他の新興メーカーのキットとは違うところで、モンモデルのキットの出来の良さに感心してしまう。
 履帯はランナー3つ分とパーツ8個なので、24x3+8=80個となった。現用戦車はたるみがあまり無いようなので、できるだけたるみが出来ないようにした。もし、たるみを付けたいのなら1個追加することになる。組立説明書にはこの数が記載されていなかった。

 履帯は8個のランナーのうち1個は余り、さらに履帯8個分が余った(96+40=136パーツ余る)。ゴムパッドのパーツは付けないというオプションもあるようだが、今回は取り付けた。BMPTは市街戦で使われるようなイメージがある。その他のパーツも選択して不要になったものはあるが、全く使わないというパーツは少なく、ドラゴンと比べると無駄がない。

 組立説明書ではどのように組み立てればいいかよくわからないところがあったが、組立説明書に間違いは私の見たところではないように思う。それでもマインローラの部分はこれでほんとうに良いのかわからないところがあった。


ジョーシンの入荷が9月下旬予定に変更されている。
これはかなり残念。

追記
さらに10月下旬に変更されている。

さらに追記
10月下旬には入荷するようだ。

追記
シンナーの入荷が遅れている。

購入価格3160円 パーツ数237個 





カーモデルとしてはかなりパーツ数が多い。エンジンは再現されているが、パーツ数が特に多いわけではなく、インテリアなど全体的に多い印象。パーツ数が多いためか価格も高い。キューベルワーゲンなら1230円でもあるので、パーツ数が多い分高い感じ。
「グロッサー・メルセデス770k」で検索すると実車の情報が得られる。昭和天皇の御料車としても使われていたようだ。








 パーツの成型色が黄土色で、濃い緑色よりはいいが、ちょっと安っぽい色に見えてしまう(個人的感想)。ランナーは普通の太さで、ゲートも大きくないので、パーツの切り離しなどは特に問題ないと思う。モールドは特段シャープではないが、その代わり、細かいパーツ構成で精密感を出すタイプかもしれない。組立説明書はパーツごとの色指定もあり、間違いもなさそう。



 組立説明書のステップ5などは一度に多くのパーツを取り付ける説明になっているので、かなりごちゃごちゃしたものになっているが、パーツ同士の合いはよく、注意して組み立てればなんとかなりそう。パーツ同士がピタピタとはまっていくような合いの良さとまではいかないが、印象としては悪くない。ただ、私の場合、隙間ができてしまい、パテ埋めしたところはある。
 シャーシのフレームパーツは大きなヒケがあるが、完成後は見えなくなるところなので、そのままにしてしまった。シャーシは一体成型なので、その点では組み立ては楽だし、強度もあるものになっている。しかし、少し曲がっている。ランナーから切り出した時には気が付かなかった。ちょっと気になる程度に曲がっているので、修正したかったが、このままいくことにした。



 高級車であるにもかかわらず排気管が一旦外に出ているという変わった配置になっている。そこから、床下をはって後ろに向かうところがうまく組み立てられなかった。たぶん、一部削らないと綺麗にはまらないのだろうが、結局、排気管を切って、無理やり取り付け、くっつけるというスマートでないやり方にしてしまった。組み立てる順序を間違えた結果とも言える。
H28-5(2012発売)
トランペッター BMP-3E IFV
購入価格3620円(5184円) パーツ数331個+キャタピラ294個(余りを除く)
 エッチングを含む。2010発売キットのバリエーションらしい。




 箱にはパーツ数750+pcsとあり、不要部品を含めたものだろうか。とはいえ、パーツ数は多い方。内部は簡単な再現に止まっており、フルインテリアキットとは言えないので、完全に見えなくなるところは省略して作ってもいいかもしれない。組立説明書を見た限りでは、組み立てに難しいようなところはなく、エッチングも無茶なところはないように見える。
 全体的な印象は手慣れた感じのトランペッタースタンダードのキットというところだろうか。ソ連・ロシアAFVを数多く手掛けるトランペッターが、当初から様々なバリエーション展開することを考慮して、それなりに手をかけて作っているのかもしれない。少なくともハンモデルよりも安心して作れる。
 トランペッターのBMP-3はいろいろバリエーションが出ているが、ERAが付いているもの以外はあまり変わらないような気がする。プラの成型色が好みのタミヤと同じような色なのがいいところ。ICMよりもタミヤに近い。ソ連のAFVキットはロシアングリーンで塗ることを意識してか濃緑色の成型色が多いようなイメージだったが、その色はパーティングラインがわかりにくく、好みではない。

 履帯は連結組み立て式で、ガイドホーンが別パーツになっているタイプ。ガイドホーンが2つあったシルカに対して、1つということと、ダボがあるので作りやすい。ガイドホーンのパーツが約40個余る。このガイドホーンのパーツにもパーティングラインがあるし、当然ゲート跡の処理も必要になる。途中まで作業していたが、余り目立たないだろうと勝手な解釈でほとんどをそのまま接着してしまった。BMP-3の履帯は、シルカよりも小さく、4号戦車と同じぐらい。
 履帯は組立説明書では片側84個だが、83個がちょうどという感じがする。たるみを持たせたい時には84個にしたほうがいいようだ。組み立てにはちょっと手間取った。マジックトラックに慣れていた頃に比べて、久しぶりだったこともあるが、ゲート跡をきれいにしたほうがやはり良かったのか、外れやすくなり、取り付けてから外れたものを治すのに苦労した。履帯は10個ほど余る。

 組立説明書で車体上面の裏側から孔を開けるように指示があるが、あらかじめ開けられているものにも開けるような指示があるなど、些細な間違いはある。組立自体は余り問題もなく出来てしまった。車体上下の接着時に少し隙間ができたところがありパテが必要だったが、個体差かもしれない。エッチングパーツをどのように曲げるのかの指示がなくわかりにくいが、なんとかなるレベルと言っていいかもしれない。丸太を取り付けるところのエッチングパーツをどのように組み合わせるかの指示もないので、資料がないと現物で確認しながら、これでほんとうに良いのだろうかと考えながら組み立てることになるが、これでいいのではないかとおおらかな気持ちで作るのようにしている。
 パーツ数393個(エッチング49個含む)、連結組み立て式キャタピラパーツ429個
 銅ワイヤー付き、購入価格5280円



 新興メーカーのハンモデル第一作、パーツを見た限りでは出来は良さそう。少なくとも、ICM、ズベズダよりはいいように思える。ランナーが必要以上に太くないところが東欧系のメーカーとの違いを感じる。また、組立説明書がまともにできている。塗装図もあるし、ボックスアートもいいと思う。しかし、これはあくまで紙質がよく、印刷がきれいということで、説明書の内容の出来が良いという意味ではない。わかりにくいところや、不親切な感じのところもあり、もう少し手を抜かずに作って欲しかったというところだろうか。人手が足りていないのだろうと感じる。
 最近、新金型のキットがめっきり減っているドラゴンから人材が流出しているのだろうか(全くの憶測)、新興メーカーのキットの出来が良い。
 残念なところとしては、エッチングパーツが少し曲がってしまっているところがあることと、2個パーツが取れていた。このあたりは個体差だとは思うし、製作できないほどのことではない。そんなことよりも、アーマーモデリング5月号で指摘されているとおり、パーツの合いが非常にタイトなことと、組立説明書の間違いが多いことがある。組立説明書の最初から間違えている。たぶん、A46はA47で、A47はA46ではないだろうか。また、A41をA13にはめるのがかなりきつい。このあたりタミヤやドラゴンならピタッとはまるところだと思う。そして、A46をA13にはめるダボ穴がちゃんとあいていない。ただ、A46にA3をはめるところはピタッとはまる。そして、A41のパーツはランナーに41の表示がない。このようなランナーのパーツ番号が抜けているものがある。前後のパーツ番号から、推測できるとはいえ、こんなミスは最近のキットでは珍しいのではないだろうか。それから、ステップ3のF6とF7の取り付けをここですると、あとで、車体上部と下部を合体させるときに無理があるように見える。実はF6とF7のパーツのダボをゲート跡と間違えて取ってしまったが、このダボ穴も小さく、ダボを切り取ってイモ付けしたほうが楽であったりする。ダボ穴は裏側の目立たないところにあるので、そのまま置いておいても気にならない。



 組立説明書の間違いが多いと言われているドラゴンモデルよりも間違いは多い印象がある。特に、ダボ穴を開ける指示が組立説明書にない。これに気づかず、砲塔の上下を接着してしまうと、穴の位置がわかりにくく、適切な大きさの穴を開けにくい。ここでも小さいパーツはダボを切り取って、イモ付けしたほうが早い。
 また、他のメーカーならちゃんとハマるようなところが、ダボ穴を広げないと入らないところがあまりに多い。バリがあってはまらないだけののようなので、設計上はちゃんとハマるはずなのだろうが、例えば、転輪のパーツは反対側から押しこめばバリが取れてハマるようになる。また、上部車体にC48のパーツを取り付けるのだが、カチッとはまらない。他のメーカーのキットでこんなところがはまらないのは珍しいのではないだろうか。アーマーモデリングではパーツの合いがタイトという言い方をしているが、合いが悪いというべきのように思う。もちろん、ちゃんとすり合わせすればいいのだから、それは作る人がやるべきことだということも言えるのかもしれないが、それはもう古いのではないだろうか。21世紀のキットとしては合格点を出せないような気がする。まともなメーカーであれば、送り出す製品が最低満たすべき品質検査を行っていると思うが、そのようなものはないということだろうか。


ステップ15で穴を開ける指示を入れ忘れているような気がする。

 パーツはそこそこ多い。ミニアートのような無茶に細かいパーツはないが、エッチングパーツはかなり細かいものもあり、オミットしてしまうかもしれない。車体下部の裏のモールドも細かくされており、古いドラゴンのシルカとは隔世の感がある。目立つパーティングラインが少ないというのは良いのだが、バリが少ないとはいえないのが惜しい。モンモデルからもシルカは出たので、こちらと作り比べをしてみたくなってきた。

 キャタピラのパーツ数が多いのは、ガイドホーン(突起の部分)を1つのキャタピラにつき、2パーツ付けるようになっているためで、このようになっているものは他のメーカーにもあるので、この事自体は珍しいことではないが、組み立てが面倒であることには違いない。キャタピラがランナーについている状態で、ガイドホーンを接着していくのだが、ダボ穴はないので、位置を気をつけながら接着していくが、正しい位置でないと、ガイドホーンの間に転輪がはまらないようになり、キャタピラを取り付けられなくなる。無理に巻きつけていくと、ガイドホーンが取れてしまうということになり、その修復に手間がかかり、たぶん、組み立てが嫌になってくるような気がする。多かれ少なかれAFVモデルではありがちな組立工程であるし、このキットの欠点とまでは言えないように思うが、ガイドホーンにはモールドがあり、モールドのある方を外側にしないといけない。このモールドを付けるために、別パーツになっているのだと思うが、私のようにそういったところにはあまり気にしない者としては、一体パーツでも良かったと思ったりしてしまう。

 全体的には、パーツのモールドなどここまでできるのなら、なぜこれができないのだろうかと残念なところがあるキットという感じだろうか。テストを繰り返して、金型を修正していけば良くなるような気がするのだが、最後の調整をしていないような感じを受けてしまう。それとも、したくても資金がなくて、見切り発車の発売となってしまったのだろうか。
 いわゆる東欧系のメーカーに比べれば見た目は悪くないし、特にボックスアートが安っぽくない。ランナーが必要以上に太かったり、ゲートが太かったりということもなく、パーティングラインが目立たないような配慮をしているように思うので、次作には期待したい。


シルカ
ほぼ組み立ての出来た状態、レーダーを取り付け忘れている。

シルカ塗装
今回はタミヤアクリルを使っている。まだⅠ回筆で塗っただけなので、発色が充分でない。
迷彩の黒をまだ塗っていない。

http://joshinweb.jp/hobby/35294.html?LVC=100
ジョーシンの入荷が7月下旬予定に変更されている。

ちょっと残念。
ミニアート U.S. Tractor w/Towing Winch & Crewmen
 組み立てはなんとかできた。一部折れて取り付けることが困難なパーツ3つを除き、それ以外は完璧とはいかないが、取り付けることはできたと思う。運転席の床の鉄板の取り付けが綺麗にできていない。隙間のできたところがあるので、パテで埋めている。全くパテを使わないで綺麗にできるキットは多くないので、多少は仕方ないと思う。
 塗装はオリーブドラブ一色なので、割と塗装の楽なキットだと思うが、今回は民間仕様にしたいので、一部を黄色で塗るようにしたい。本来は全面的に黄色で塗られているのだが、それはやりにくいので、手抜きで、一部だけにしたい。
 黄色はハンブロールの24(トレーナーイエロー)で、たまたま買ってあったものを使った。オリーブドラブがマットなので、黄色もマットで結果的には良かったのかもしれない。
 
 ウェザリングはキャタピラにはしたいと思うが、今、手元にはピグメントがないので、買ってこないといけない。

 キャタピラには手こずったが、組み立てができてみると、精密感のあるいいキットではないだろうか。まだ買っていないが、ミラーモデルズのキットと作り比べてみたい。
ミニアート U.S. Tractor w/Towing Winch & Crewmen
購入価格4680円 パーツ数392個+キャタピラ376個



 エッチングパーツを含むが、フィギュアは除いている。このキットはフィギュアが付いているバージョンで、実際の大きさがわかりにくいものなので、フィギュアがあるのはいいかもしれない。不要パーツはとても少なく、無駄がない。ただ、キャタピラパーツまで余分がないのはどうかと思う。
キャタピラは軸になるピンのパーツだけ約70個余るので、376個全て使うわけではない。エンジンだけで107個とかなりのパーツが割かれており、エンジンルームの側面が空いているので、完成後もエンジンが見えることから細かいパーツを使ってのエンジンは作り応えがある。ミニアートは一時期プラスチックの質が悪く、細いパーツは折れやすいという大きな問題を持っていたが、このキットは質が改善されてから製造されている。しかし、それでも細かいパーツをニッパーで切断していくのはかなり気を使うし、いくつかのパーツは簡単に折れてしまった。どうも、単にプラスチックの質が悪いだけの問題では無いのかもしれない。溶けたプラスチックを金型に流し込む時に均一に流れるように金型を作る必要があるが、それがうまくできていないのかもしれない(根拠の無い想像)。



 組立説明書では大きく表示されているパーツが実際にはかなり小さいものもある。パーツ同士の縮尺が同じではないので、そう思ってしまうのだが、組み立て説明書はもちろん拡大されていないと組み立てられないので、説明の仕方は間違ってはいない。小さなパーツは、あまりにも小さくて、ゲートのどこからパーツなのか、つまりどこでニッパーで切断すればいいのかわからないものもある。また、いくつかは折ってしまったり、飛ばして紛失してしまったりで、取り付けていないパーツがいくつかある。細くて長い配管のパーツなどは折ってしまわないかヒヤヒヤしながらゲート跡処理をして取り付けることになる。しかし、結局折ってしまいなんとか繋げたというか、誤魔化したような感じで綺麗にできているとは言いがたい状態になっているところがある。また、どこにつければいいのかわかりにくいパーツもあり、これが正解といえるものにするのは難しそうな感じ。ゲート跡は細長い形状のパーツが多く、他のメーカーのキットでは見ないような形状になっている。また、アンダーゲートのようなゲート跡になるところもあり、ゲート処理の手間がかかる。
 あるパーツを接着するとき、後になってどのような影響があるのか組立説明書を見ておくといいようだ。後に取り付けるパーツがうまく取り付けられないようになってしまうかもしれない。ただ、かなり先になって影響が出てくるようなものもあり、これで合いが悪いとかなり作るのが大変なキットになってしまうような感じがある。いちいち確認をしながら組み立てるというのはかなり面倒で、時間もかかるものになっており、じっくり腰を据えて制作するのがいいというありきたりの言葉がピッタリのキットなのかもしれない。

 キャタピラは可動するようにできるのだが、組み立てるのはかなり面倒。治具が欲しくなるが、それ以前に、ランナーから切り離してゲート跡の整形、ピンをはめる穴が少しふさがってはめることができないものが多いので、それを拡げる作業(1.2mmのドリルで穴を拡げるといいかもしれない)をしないといけないので、それだけでもかなりの手間になる。数が片側36個と4号戦車の半分以下なのがせめてもの救いか。組み立ても治具なしではかなり面倒で、適当な治具を自作すればいいのかもしれないが、うまい方法を思いつかず、毎日、少しずつ組み立てることにした。可動式なので、少しずつ作っていくことができる。私がうまく作れないだけかもしれないが、モデルカステンの可動式履帯よりも組み立ては面倒で、特に慣れないうちは投げ出したくなるほどうまくできなかった。先にDc2とDc1とDc4を接着してからつなげていき、繋げる時Dc3で固定していくという段取りで行った。その時少しずつ曲がっていかないように常に注意しながら繋げていく必要がある。また、起動輪にはまるかどうか確認しておいたほうがいい。巻きつけるとき、起動輪にきれいにはまらないと、長さが足りない。パーツはピッタリの数しかなく、折ってしまったりしたら面倒になると思って、整形などは慎重に行った。キャタピラ自体は精密で、モデルカステン式の履帯よりもしっかしとした可動式になるので、よく出来ていると思う。ただし、ほとんどぴったり巻きつけることになるので、弛みをつけたりすることはなく、可動式であることのメリットは少ない。

 作りながら塗装していかないと、塗装しにくくなる。エンジンをフレームに取り付けた時に、一度塗装しておいたほうが良かったかもしれない。特に底面のカバーを取り付けてしまうと、下から塗装することができなくなるので、上から見えるところだけ塗装するということになるが、かなり筆は入りにくそう。カバーがつくことで見えなくなる所も多いが、それを塗装するかどうかは人それぞれかもしれない。



 AFVモデルは他の分野のキットと比べてパーツ数が桁違いに多い。だから、AFV模型を作る人は少々のパーツ数には驚かないし、このキットぐらいのパーツ数であれば特に制作に問題ないと思うかもしれない。実際、なんとか作ることはできるだろうが、メーカーの意図通りに本物と同じように作るのは難しいように感じる。他の戦車などと違い、同じようなパーツは少なく、組立説明書のステップが63まであることからもタミヤのキットしか作ったことのない人には、かなりハードルが高いキットといえるかもしれない。合いは悪くないが、ピタピタとパーツがはまっていくような感じはなく、どこかで間違っていると、それが後に響き、なんとか無理やり接着して完成させるということになってしまいそう。仮組みをしながら作るといいのだろうが、組立説明書ではかなり先のステップで出てくるところもあり、全体を仮組みしておくということは事実上無理な感じで、そこはキットの合いの良さを信じて要所要所のみ合いの確認をしながら作っていくしかないのではないかと思っている。

 ミニアートのキットは以前、バイクのキットをうまく作ることができず、投げ出したことがある。今回は最後まで作ることができるかまだわからない。


右下はティーガーのエンジン


ドイツ軽消防車 購入価格3480円
 パーツ数235個(使わないパーツを除く)
 LF8というのもあるらしい。フィギュアなしのキットが2013年7月発売で、このフィギュア付きにものは2014年2月発売、兵員輸送車タイプ(L1500A)は2012年9月発売のようだが、ICMとしては比較的新しいキットといえるかもしれない。消防車といっても、ポンプを積んでいるわけではなさそうで、ホースなどの機材を積んで8名の消防隊員を運ぶだけのような気がする。天井にはハシゴを積むようになっているところだけが、消防車かもしれないということを示すものになっている。
 これまで作ってきたトラックなどと比べるとパーツ数は多い。細かいパーツが多く、エンジンなど足回りも細かく再現されているが、完成後はほとんど見えなくなる。不要パーツは少なく、無駄がないように感じる。フィギュア付きのものだが、たぶんフィギュアは使わないので、付属していない、少し安いもののほうが良かったのだが、それは売り切れてなかった。というか、キットが来て初めてフィギィア付きということに気がついた。500円ぐらいの差なので、フィギュア付きの方がお得かもしれない。
 パーツを見てみると、サイドミラーのステーがかなり細い。これはランナーから切り離すときに折ってしまいそう。その他かなり細かいパーツが有り、これまで作ってきたイースタンエクスプレスのキットとはかなり異なり、比較的新しい今風のキットになっている。ランナーは太くなく、ドラゴンなどとちょっと見たぐらいでは変わらない印象。ランナーの成型色がタミヤのキットに近い色なのも私にとっては好印象。プラの材質も特には問題なさそう。2色刷りの組立説明書の印刷もまともで、当たり前だが、見にくいということはない。
 パーツの合いは、今一つのところがある。プラの厚みのせいではまらないところがあり、薄く削るか、はめ込み側のガイド部分を削るかしないと行けないところがある。また、板バネと車軸を取り付けるところがきれいにはまらない。板バネの取付角度が間違っているのかもしれないが、それにしては不自然な角度になってしまう。さすがにパチパチと気持よくパーツとパーツが合うというわけにはいかない。できるだけ細かいパーツを取り付けるのは後にして大きなパーツを取り付けていってからにした方がいいと思えるところが多い。しかし、なぜかプロペラシャフトの取り付け方がわからない。たぶん、あるパーツ(A106)の真ん中に開いている穴を通すのだろうということはわかるのだが、その穴をプロペラシャフトのパーツ(A42)が通らない大きさになっている。組立説明書はその穴を通すような指示はないが、通さないと取り付けられない。一旦、適当なところで切って、通してからまた接着するしかないのだろうか。プロペラシャフトの長さ自体はちょうどだった。また、細かいパーツをどのように接着するのかよくわからないところが多い。ダボがあればいいが、なかったり、あっても合いが悪く、イモ付けになるなど無理やりパーツをスケール通りに小さくしているような感じ。
 排気管のパーツをフレームから吊り下げるように取り付ける小さなパーツなどは良く出来ているのだが、組立説明書で最初このパーツを取り付けるところでは排気管のパーツと接着することが全くわからず、排気管のパーツを取り付けるところでも全く指示はない。多分こうだろうという感じで取り付けたが、実車の資料(そこが分かる資料が実際にあるのか知らないが)がないとかなりわかりづらい。
 タイヤはゴムでリアル、バリは少しあるがナイフで取れる。よくタイヤのトレッドの中にパーティングラインがあったりするが、これにはないので、パーティングラインの処理が省ける。ゴムでパーティングラインがあると取りにくかったりするので助かる。と思っていたら、黒いので気が付かなかったが、薄っすらとパーティングラインがある。ほとんど気にならないし、無理に耐水ペーパーで削ろうとすると、繊細なタイヤのトレッドパターンまで削ってしまい、交換しないといけないツルツルのタイヤになってしまう。1つだけ目立つパーティングラインのあるものがあり、これだけは削っておいた。ホイールとのフィットもピッタリだった。タイヤがゴムの場合、塗装はどうすればいいのだろう。塗装しないというのが正解だろうか。カーモデルの場合、タイヤの側面をワックスで磨いたりするようだが、AFVではウェザリングするので、それは不要だろう。
 車体上部(キャブ)は箱組で合いは悪く無い。ドア部分は一体になっており、ドアを開けた状態に改造して作るのは手間が掛かりそう。ただし、ドア部の内側は別パーツになっており、窓ガラスのクリアパーツを挟んで組むようになっている。付属するトレーラーも箱組だが、こちらも合いはいい。
 細かいパーツとして、ミラーやランプがあるが、付ける位置がわかりにくい。ダボのあるパーツもあるが、ないものはこの辺りだろうとそれらしい位置に取り付けるということで構わないのかもしれない。

 全体的には、モールドは繊細で綺麗なところがある反面、合いの悪いところや、無茶なパーツ構成ではないが無理矢理小さくしたようなパーツがあるなど、残念なところも散見される。トラックなどのキットでうまくいかないことがあるのが、前のフェンダーが曲がってしまったり、タイヤが綺麗に接地しないことがあることだが、このあたりはうまくいくようにできている。

箱の側面に塗装図があり、車体は緑色になっている。当時のドイツは消防車の色が緑だったのだろうか。ただ、緑だとこれまで作ってきたソ連のトラックと同じなので、別の色にしたい。となると、赤しか思いつかない。ドイツということで、ジャーマングレーやダークイエローにすることも考えたが、軍用車両ではないので、やはり赤にした。ちょうど、ハンブロールのスカーレットというつや消しの赤色がたまたまあったので、これを使うことにした。ちょっと塗ってみると、どうも隠蔽力がハンブロールとしては弱い。2度塗りでもまだプラの成型色が透けているところがある。ちょっと溶剤を入れすぎたのかもしれないが、これよりも少ないと塗りにくく感じだったので、入れ過ぎではないと思うのだが。それと今回はなかなか乾かない。十分に乾かないうちに重ねて塗ったからかもしれない。結局、12日ぐらいでほぼ乾いてきた。

 もっとも残念なのは、デカールが弱いこと。マークソフターといった軟化剤を使ったわけでもないのに、貼るときにバラバラになってしまった。また、うまく貼れたものも、あとでクリヤーを塗った時にバラバラになってしまった。バラバラになってしまうとリカバリーできないので、諦めることにした。

エンジンとフレーム

パーツ


D7トラクターのエンジンは大きいのか、L1500Sのエンジンが小さいのか
トラクターと