〈図1 2018年11月14日 キーちゃん〉

 

恥ずかしい話だけれど、実は私は入浴が出来ない。

 

いや、「湯船につかる事」は出来るけれど、

「正しく体を洗って、清潔に保つ事」が出来ない。

 

そもそも「入浴」が習慣になかった。

親戚は実母に私の事を「くさい」と言っていたらしいが、

実母は気にしなかったようだ。

(実母もあまりお風呂に入らない様だ…)

 

実父は私が入浴しない事は知っていたが、

それで何をするわけでなく、ママハハに「イオをお風呂に入れて下さい」というだけであった。

(ママハハは元々、実母の高校の先輩。

私の事を育てて下さっているから、便宜上「ママハハ」と呼ぶが、実際には血縁上の関係はない)

 

ママハハに私の事を洗ったり、洗い方を教えて下さった。

しかし、ママハハに私の頭を洗ってもらってもなかなか落ちず、

二度洗い三度洗いは当たり前であった。

脂が落ちなかったからだ(爆)

 

現在は、入浴して「さっぱりする」のは分かったが、今でも気力が無いとお風呂に入る事が出来ない。

現在は「とりあえず入浴する」という状況だ。

体や頭を洗う事で疲れてしまうからだ。

 

幼い頃にお風呂の入り方、体の洗い方などを教わってなかったので、「入浴」は私にとって「慣れない作業」。

ママハハに教わったとしても、未だ自分の中に定着せずにいた。

 

ちなみに私は発達障害がある為か手先が不器用だ。

 

「元々、手先が不器用」+「”入浴”する事を教わってない」

→体が正しく洗えず、慣れない作業(入浴)に疲れてしまう

→その為、入浴する事を後回しにする

→「入浴する事」を忘れてしまう

 (その時には体や頭の洗い方も忘れる)

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 「入浴」を忘れては、ママハハに洗ってもらったりを繰り返す

 

最近はママハハのお陰で洗える様になってきている

しかしそれでも垢が落ちなかったり、頭が上手く洗えず苦労する。

 

そういえば、昨年の冬には、

キーちゃんのシャンプーを手伝わせてもらった。

やはり、キーちゃんもなかなか土ぼこりや汚れが落ちず、

私と同様に二、三回繰り返して洗った。

 

洗っても、洗っても汚れが出て、洗うのに苦労した。

どうしたら、キレイになってくれるのかと思った。

 

しかしママハハがこうして私の事を洗ってくれていたのかと思うと、

ママハハが私にして下さった事のありがたみが身にしみた。