こんばんは。
おひさしぶりです。

 

今回でひとまずブログは
終わりにしようと思います。

 

忙しいということもあるのですが
残念ながらもうブログを書く意欲を
失ってしまっているのです。


ノリノリでブルックナーやマーラーの
交響曲を書いていたころの意欲が
なつかしいです。


完全に終了というわけではなく、
書きたいことがあればボチボチと
書いていきたいと思います。


勝手ではありますが
よろしくお願いいたします。


--------------------------------


いよいよショスタコーヴィチの
交響曲第11番です。
「1905年」という題名があります。


私はこの曲、大好きなんです。


私の若いころ、たまたま雑誌で
「オーケストラ1905」という、
この曲を演奏するために結成された
アマチュアオーケストラの演奏会を
みつけて、おもしろそうだと思い
東京・中野まで聴きに行きました。


演奏はすさまじかったです。
第2楽章など、舞台が赤く発光している
ような錯覚を感じるくらいに
気合の入った熱い演奏でした。


私がこの曲にひいきなのも
そのせいもあるのです。

 

1905年の第一次ロシア革命
(1917年の革命に比べて
日本での知名度は低いですが)
を描いたものです。

 

曲は「革命歌」という、
革命賛美のための歌から
メロディーをたくさん
取り入れています。


ショスタコーヴィチの
自作のメロディーでは
ないものが多く、
この交響曲の評価を下げる一因と
なっていますが、
革命歌を知らない私たちには
そんなことはどうでもいいんです。


引用されている革命歌については
Wikipediaをご覧ください。


各楽章に題名がついています。


第1楽章「宮殿前広場」は起伏の少ない、
嵐の前の静けさを描いた音楽です。

静寂が広がっています。

聴きなれると味わい深い音楽です。


第2楽章「1月9日」から躍動的な音楽が
始まります。
まさに革命という感じです。


第2楽章後半は虐殺のシーンを描きます。
そのすさまじさ、リアルな音響は
まさにショスタコーヴィチの
頂点ともいうべき傑作です。


第3楽章「永遠の追憶」は
革命で亡くなった人々を悼む
哀悼の音楽です。

クライマックスで「白鳥の湖」の

断片が聴こえ、絶唱となります。

これも生演奏で聴くと

ガラッと印象が変わります。


第4楽章「警鐘」
革命の盛り上がりと不幸な結末、
そして最後は鐘を連打して終わります。
まさに警鐘です。
その意味するところは…
次の革命への呼びかけ、でしょうか?

 


-----------------------------------


交響曲第12番~15番の4曲は
書かずじまいですが
お許しください。


読んでいただいた皆様、
ありがとうございました。