昨日スタディツアーについて書かせて頂きましが、昨日は事前学習会なので、出発は17日です。ちょっと分かりにくかったらすみません。関東地区から参加の方はほとんど集まり、実りある学習会になったかなぁと思います。ただ、去年もそうでしたが、最初はなんとも言えない緊張感がありますね。学習会の最後には打ち解けていましたが。と、いっても学習会はあともう一回あります。二回ばっちり学習会を行なって、ばっちりこっちで出来る勉強はこっちでしてお出かけします。

あ、もしスタディツアーについて興味がある方、参加したい方はHPからお問い合わせ下さい。まだ数名空きがありますので、航空券さえ確保出来れば参加可能です!


http://www.p2aid.com/


さて、ダルフール問題。私はちょくちょく国際問題の情報を集めるのに色々なNGO、国連機関の情報を見ます。今回は国境なき医師団のHPを見てみました。それによると、ダルフールの難民の中の5歳以上の死亡原因の第一位は病気でも栄養失調でもなく暴力ということでした。西ダルフールのある地区では60%が暴力によって死亡とあります。年齢層を18才から49歳に限るとその割合は78%に達します。この数字だけでも、ダルフールで起きている事態が想像を絶する状況であることが分かります。


およそ140万人はもとの土地を離れて国内避難民となっているというのも異常な数字です。村に突然政府軍兵士がやってきて、襲い、男性たちを捕まえ、トラックに載せ、別の土地に連れて行き、そこで虐殺する。この行動派国内避難民の証言から明らかになったものです。まるでナチスのユダヤ人の大量虐殺を彷彿とさせる現実が今この瞬間スーダンで起きているんです。


先のブログでも書きましたが、6月のTICADアフリカ開発会議で福田首相はスーダン大統領と首脳会談でと握手をしています。開発会議はアフリカ援助を決定する会議ですから、このスーダン政府に対しても例外なく援助が決定されているはずです。こうしたジェノサイドを行なうスーダン政府を支援することは絶対あってはならないことで、この世界的なトップニュースを日本でもトップニュースにしなければいけません。是非、各国連機関、NGOの信頼できる情報をご覧になってください。そして、ブログに書いてあなたの思いを声に出してみませんか?


1人の力は小さいけれど、人々の力は大きい。歴史が証明しています。新しい流れを創っていきましょう。

だいぶ夏らしい陽気が続いていますね。正直、私20代なのに、外にいるのがしんどいと生まれて初めて思うようになりました。ほんと暑い。うんなことはどうでもいいんですが、今日はスタディツアーの事前説明会です。スタディに行く前のスタディですが、これが本当に大切。明日は、防犯や病気の予防等の安全対策、スタディツアーとして訪問するフィリピン全般についての説明、そしてホームステイ先の住民のみなさんと、こちらのツアー参加者がどんなことをするのかについて話し合い。


安全対策で言えば、フィリピンには日本にない病気があるのでそこら辺をしっかり。といっても、日本と言う国は「無菌状態」と言っても過言で無いくらい。途上国に比べて病気が少ない。なので、日本以外の国に行く時、特に気候の厳しい地域に行く時は絶対に感染症対策は大事になってきます。特にマラリアなどを媒介する蚊の予防は重要。現地で蚊よけクリームなど購入できますが、日本で市販されてる中でも熱帯地域の蚊に効くものがありますので、薬の効能を見て買うのがオススメ。私は約一週間で、150ml入りのスプレーを使い切りました。たぶん使いすぎですが。


あと、狂犬病に要注意。日本の様に塀の中で綱につけて飼っているという犬はむしろまれで、番犬用に家の周りに話しています。なので、そのコミュニティー以外の人に吠えまくる犬もいます。何より、狂犬病予防の注射を打ってない犬がいますから、見知らぬ土地での単独行動は控えるべきです。不意に犬に襲われる危険がありますし、そうなったらダッシュで逃げるしかないでしょう。狂犬病は噛まれたあとにすぐ処置を行なわなければ死に至る大変危険な病です。間違えても、日本の犬が散歩してる時みたいに、「あらかわいいわね~」などと不用意に近づかないほうがいいでしょう。


さらに、首都圏では金品をあまり身につけないほうがいいでしょう。特に時計は1万円以上のものをつけていると、バスの中などで撮られてしまいます。特別な道具をつかってクイっと奪う強盗があるようです。


などと、つらつらと安全対策を話すと、「うわ~、こえ~」となってしまいますが、これは気をつけるべきことを気をつけて安全に旅する為の、むしろ旅行者としてのルールです。日本だって、小学生が夜中に渋谷のセンター街を歩いたら危険だって考えますよね。それとおんなじです。何の情報も持たずに海外に行くと、犯罪被害にあう確率が高まります。


また、スタツアは常にスタッフ4、5名と行動し、参加者も全員一緒で行動します。そして治安悪い首都圏ではなく、観光客のあまり訪れない地方に行きます。なので、安心してツアーに参加して頂いて大丈夫です。


フィリピンスタディツアーの詳細をお知りになりたい方は以下のく草の根援助運動のサイトをご覧下さい。

訪問する各プロジェクトの内容や、日程、料金の詳細が記載されています。まだ、個別にご相談と言う形ですが、参加者受け付けています。是非、参加希望の方は事務所にご一報下さい。同じく連絡先は草の根援助運動のホームページにございます。


http://www.p2aid.com/

G8前の読売の記事に環境難民に関する記事があった。


地球温暖化が進み、海水温が上昇して熱帯低気圧の強度が増し、サイクロンやハリケーンが凶暴化する。旱魃や洪水、暴風雨などの気象災害の被災者は増加し続けている。2000年から04年には2億6000万人と20年前の3倍に上がった。難民や移民を支援する政府組織、「国際移住機関」によると、「気象災害により、2050年までに2億人の避難民または移民が出る」と予測している。


地球が温暖化すると一番被害を受けるのは、元々暑い地域である熱帯地域。途上国が最も集中している地域だ。既に、CNNではスーダンのニュースと並んで、世界中の異常気象を報道している。一番最近のものでは台湾の大洪水。ちょっと前にはフィリピンの800人乗りの客船が台風で転覆ほとんどの人が死亡したというニュースが流れた。これらの気象事項が明確に地球温暖化とリンクしているか証明するすべはないし、全ての自然の猛威を温暖化と結びつけるのはナンセンスだろう。ただ、トータルで見れば、昨今、途上国周辺における異常気象の報道は残念ながら増しているといえる。


スタディツアーで訪れたフィリピンのカプニタン村、海岸から0Mの所に家が建っている。海抜ではない。家から海までの距離だ。日本では想像できないが、海岸の砂浜の上に家がたっていると思ってもらえればいい。マニラは湾なので、波は湖のようなものだが、ひとたび台風が来れば、カプニタン村の人々は近くに住む親戚のうちに非難する。その位現時点でも、貧困を起源として、危険な場所に定住している人は既に沢山いる。フィリピンは数%の資本家が90%の土地を支配している。大戦後、農地改革が行なわれなかったからだ。だから、貧しい人は海岸など危険で条件の悪いところに住む人も多いのだ。


途上国で起きている問題を我々先進国の問題として考える様なれば政府への働きかけも変わると思うが、理想論だけ行ってもし方が無い。こうしている間にも1日3万人の人が飢餓で亡くなっている。こうした事実をどんどん知ることも大切。そして、そうした問題が結局我々と結びついているということ。地球温暖化は今は途上国で問題が具体化しているだけかもしれないが、近い将来その影響が明確に先進国に来る。着てからでは遅い。学び、行動する。頑張っていきましょう。