クラシックを切る。
と銘打ったはいいものの、何を言うわけでもない。
3歳クラシックの展望は競馬の醍醐味のひとつである。
サラブレッドとして生まれた以上、どんな馬でもまざ最初に目指すのは
日本ダービーをはじめとするGIクラシック。
共通のゴールがあるから、POGなどでも盛り上がるわけで。
ともかく、その1年のクラシックを見ていくのはそれだけでももちろん面白いわけだけど、
自分の気に入った馬がいて、その馬を追っかけてかつ上位争いしてくれたら・・・
言わずもがなだろう。
これは、プロ野球など、競馬に限らず同じではあるが・・・
個人的には、去年は人気サイドではあったものの、
ブエナビスタとレッドディザイアは早くから注目していた馬だったから
牝馬戦線は最後までおおいに楽しめた。
毎年、デビュー前からの期待馬や良血馬はそれなりにいるわけだけど、
個人的には、そこまで注目を集めていない馬で、先々楽しめそうなのを見つけるのがたまらない。
早いうちから目を付けた馬が、クラシックで勝てないまでも
年間を通じてそこそこ走ってくれたら・・・
馬券云々は別にしてそれだけでかなり楽しめる。
そういった意味では、
3戦目の京成杯で心中を決めた05年のアドマイヤジャパン。
2歳の萩S、京都2歳Sでの末脚に惚れ込んだ06年のドリームパスポート。
2頭とも3冠は皆勤。
上位争いもしてくれて、この2年は非常に楽しいクラシック戦線だったのだ。
去年は1月の寒竹賞を見て、久しぶりに追っかけを決めたベストメンバーが途中で脱落。
(日経新春杯での復帰が待たれる。)
そんなに毎回うまく行くもんではない。
気に入った馬がその後走らないこともあるし、
故障で戦線離脱も十分あり得ることだ。
だから、面白いのである。
さて、話を戻して今年のクラシックである。
牡馬に関して言えば、ローズキングダムとヴィクトワールピサの2強という構図が既に出来上りつつある。
(個人的には、ルーラーシップを加えての3強になるのでは?と睨んでいる)
確かに、ローズキングダムは好きな馬だが、それでは芸がない。
あくまで、狙いたいのはまだそこまで注目されていない馬。
の前に、フェイバリットホース探しと勢力分析とは少し違った話になるから、
先に勢力分析をしておこう。
もちろん、前述3頭が中心にはなるけど、朝日杯、ラジオNIKKEI杯の2着馬
エイシンアポロンとコスモファントムも現状では差のない位置にいると見ている。
ここまでの5頭を基準にして、これからどの馬がどう食い込んでくるか。
と言った観点で、これからの重賞戦線を見ていくことにしようと思う。
近3年の牡馬クラシックは、年間を通して中心になる馬が不在で
結果的にはやや低調??
少なくとも、それよりかは粒ぞろいになることを期待したい。
さて、では改めて個人的に狙いたい馬はというと、
まだ現れていないというのが正直なところ・・・・
ただ、注目したいのは、ラジオNIKKEIの3~6着馬。
2着コスモファントムからはほとんど差がなく団子状態で入線。
ダノンシャンティ、エクセルサスあたりはキャリアも浅いし、次走が試金石になりそう。
結果的に、レベルの高かった1戦、みたいなことになればしめたもんだ。
一方の牝馬戦線は、3戦2勝のテイラーバートンに期待。
ダイワエルシエーロのような雰囲気がある。
(あれは元は差し馬だったけど・・・)
アパパネが一歩リードしているが、個人的には混戦だと思っているので
まずは今週末、フェアリーSで真価が問われる。
かもしれない。
と、思いついたまま書いてみたけど、例によって各所につっこみ所が満載。
まだまだ先は長いし、今の時点ではただの絵空事だよねー。
読みがあたったら、それなりに喜ぶだけ。
全く見当違いだったら、すぐに忘れてつかーさい。
次回はトライアルが始まる前、2月の後半くらいに再度分析してみようと思います。