私は、ブリティッシュイングリッシュの学校に通っています。
文法的には今更という内容なんですが、復習をじっくりやっております。
この学校は、テキストが全てイギリスを元にしているので、学生時代にアメリカ英語を学んできた私が使わなかった単語がよく出てきます。また、今日これから書くような文化的な違い、考え方が日本、イギリス、スリランカでどのように違うのか、同じなのかを知ることができる良い授業となっております。


昨日の授業は『家事について』

イギリスの調査(いつされたものかは不明ですが)による記事を読んで、いろいろと話し合いをしました。
イギリスの調査の数字では、

ワーキングマザーが家事に費やす平均的な時間は1週間で18時間。
男性が費やす時間は10時間。
ワーキングマザー1,000人を対象に調査をしたところ、14種類の家事のうち7種類に責任を負っている。
(調理、食事の支度、洗濯、掃除、皿洗い、買い物、ペットの餌やりなど)
そして14のうち5つは男女で分担をする。男性がする家事は2つとなっています。
(電球の取替など物を直す、ゴミ出し)

授業では、上の赤字の部分が伏せられていて、何時間かグループごとに話し合って想像してみましたが…

私は日本人的感覚で考えてしまっていたので、ずれていました。

クラスにいる外国人は、比較するために意見をよく言わされます。
昨日は私だけでしたので、1人浮いてしまいました。(この頃よくロシア人おばちゃんと一緒になります。)

私は、日本人の女性はよく働くので、30時間以上働くと思っていました。イギリス人がそれより少なくても18時間よりは多いと思っていましたし、反対に男性は働かないと思ってはいましたが、イギリス人男性が週に10時間も働くとは思ってもいませんでした。



(夫婦の家事の平均時間)

  • 女性の平日の平均家事時間
    →平日263分・休日284分
  • 男性の平日の平均家事時間
    →平日37分・休日66分


↑こちらの記事を書いたのは、家政婦サービスの会社。

各国のデータを比較も載せられています。

また日本と海外の大きな違いは、日本人男性の有償労働時間は週500分でダントツで他の国よりも多いということでした。それゆえに男性が仕事に取られる時間が多い分、女性が負担する家事が増えるということになるのだそうです。


さて、スリランカは時短となる家電類がまだ普及していませんから、何をするにも時間がかかってしまうと思います。お洗濯もまだ手洗いの人たちが多いですし、電子レンジもない家が多いです。

したがって、家事にかかる時間も先進国に比べたら多くなってしまうと思います。

ただ話をしてわかったのは、


スリランカ人男性は、何もしない人が多い、というかできない人が多い。


クラスに数少ない主婦が2人いて、彼女たちは仕事をしていますが、お手伝いさんを雇うことなく全ての家事をやっているということでした。

そして家事を手伝う、手伝わないで夫婦で揉めることもあるそうです。

また、授業のまとめでは、10歳以上の子供にはお手伝いをさせた方がいいという意見でした。


この学校の生徒たちはスリランカでも比較的お金持ちが多いと思うのですが、お手伝いをしないでお勉強に時間を割いているという感じです。


私は過去に11人ほどヨーロッパ、アメリカ、タイからの留学生をホームステイさせていました。

みんな留学生協会から教わってきたように「手伝って欲しいことはありますか?」(Do you need any help? であってI help you でも、May I help you?でもなかった)と言いました。

日本人のホストマザーは大抵、そんなふうに言われると、「やらなくて良いよ」と断ってしまうと思いますが…

日本にやって来る子たちは勉強ができるけれど、特にお金持ちの子供たち(親が医師、会計士、自営業とかお金に苦労のない家庭が多かった)は、お手伝いができない子、自分の部屋の片付けもできない子が多かったです。そして兄弟が多い家庭の子は頼まなくても率先してお手伝いしてくれました。またタイの子は、お母さん、お母さんといつも慕って一緒に何かすることが多かったです。


スリランカの留学生は日本のホストマザーのお手伝いをよくするでしょうか?


ちょっと気になりました。





上にちょっと出てきたロシア人。

スリランカ人の家にホームステイしているそうで…。

すごく大きな声で、スリランカ人の若い子達を束ねてはよくしゃべっています。

学校の近くのアジア食材店で、韓国インスタント食品を買い込んで私に「買ってきちゃったーガハハ」と笑う面白い人です。なかなかロシア人にしたら珍しいタイプかなぁと思います。

もしかして戦争で行ける国が少なくて、暖かいスリランカにしばらくいようと思っているのか?わかりませんけど、ちょっと気になっています。


他にも袈裟を着たミャンマーのお坊さんも時々同じ授業を受けます。


アメリカ、イギリス、カナダの英語学校とは全然違う雰囲気だと思うので、なかなかそれは面白いです。

私はいろんな人、若い人に会えるのが楽しくていっているようなものです。

日本円で2万円程度で3ヶ月20レッスン受けられるコスパ最強、良い経験になりますよ。




エピソード1625

今回もお読みくださりありがとうございました😊