膝は腰椎3番とつながっている。膝蓋骨(和方では皿骨)は上がっていると生気が上がっています。気性が激しい人は一般的に膝蓋骨が上がって腰椎3番に弾力がある、嫉妬深い人はさらに腰椎3番が捻れている。膝は心理的なものと関係がある。逆にうつ病やうつ傾向の人は腰椎3番の弾力が無くなり、右側の膝蓋骨が下がっている。膝の故障がある場合は、腰椎3番の弾力を取り戻させないと完治は難しくなる。西洋医学は膝だけを治すが対処療法となるので後遺症やまた悪くなることが多い。そのための急所(活所)は、「膝眼」という膝の急所と腰の力を出す「腰活」で生気を入れ、膝や腰椎3番と関係している他の異常部を治と膝だけでなく、他の異常、例えば腎臓の弱りなども強化できる。

 スポーツや武道、格闘技で膝を壊して慢性化し、歩行困難までなる人も多くいる。これはねじる動きを長年繰り返し、腰椎3番の捻じれの固定化と片方の膝に力が入り続けることで壊すのである。ゴルフで右膝を壊してた人、居合で右膝にばかり負担をかけて慢性的な痛みに苛まれている人、キックボクシングで左膝を壊して座れなくなった人などがいろいろいたが、「偏った運動」は必ず後々に膝や足首(テニスに多い)を壊して苦しむことになるので、体を調整する体操と反対の動きをすることでバランスをとらないといけない。健康強化と保持の理想的な運動は、不均衡に力を入れたり、片方だけにねじり続ける運動ではなく、体の中心を力を集める運動である。体の中心とは体の真ん中の垂直軸である正中軸と丹田(体の重心の部分)である。中心が鍛えられ強化されれば、左右や捻れ、上下などの力学的な身体の偏りを是正する力が備わる。また体の偏り異常を知らせる感覚も研ぎ澄まされてくるのである。中心を鍛える体操は膝の異常の予防だけではない全身の体力強化と免疫力も向上させる。

   膝が相当悪くなって歩行困難、痛みが激しい場合は先に述べた急所に加えて、骨盤が下がり(通常片側、最も悪化している時は両側)足の外果も下がっているので引き上げるとよい。その際に外果と腰椎3番を直線的に結んで下っている骨盤も引き上げる(連結圧法)。術者は受者の呼吸の間で腕は脱力して丹田の気を呼吸法で落として圧すること。すると一発でこれらを修正することができ、修正の効果を保つことができる。腕力でやってはいけない。なぜならば受者の体が強引な力には反発するから効果がなくなるか少なくなるからである。これは活法術の原則である。

 

 

 

  

 

スキー滑れる?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう