村上春樹を知ったのは11年前。浪人時代に「ノルウェイの森」を読んだのが最初だった。
当時19歳の僕は、受験勉強という現実世界から逃げるように村上春樹の美しく、静寂な世界に迷い込んだ。自分の心情と主人公のワタナベが妙にリンクし、本を読むことで初めて涙したことを覚えている。白いシャツを自分で毎日アイロンするようになったのもワタナベの影響だ。
あれから11年経ち、僕は再び「1Q84」で村上春樹の世界に耽っていた。
そんな折にまるで、そんな僕を見透かすかのように約10年ぶりのヤツからの電話。
現在の自分が忘れ去っていた当時の自分の芯の部分のコメント思い出させられた「オレは3番バッターだから、打席がなかなか回ってこない・・・」
そんな自分が嫌で当時自分は脱皮したのだ。
今も自分は脱皮しないといけない時期なのだろう。
「1Q84」はもしかしたら色々なモノを連れてきているのかもしれない。