憲法は
権力という魔物が暴走しないように、
縛るためにある。
憲法尊重擁護義務……
こう、お札に書かれている。
だから、魔物は自由に動くことができない。
でも、なぜだか
あるとき急に魔物自ら
「このお札を解きたい……いいですか?」
といい出した。
いやいや、
ダメだろ:(;゙゚'ω゚'):
これが普通の感覚になると思うのだが、
この魔物、とても世渡り上手なのだ。
「あの…このままでは、あなた方の命が危ない。
もし、私を解放してくれたら
助けることができます。
このお札を解いて頂けませんか?」
と、あたかも親切そうな顔で提案をしてくる。
そう、魔物はプレゼン上手なのだ。
ここで、ふつうならば
「いやいや、自分が解き放たれたいだけでしょう。ダメダメ…却下。」
となるはずだが
この魔物、古くからそこにいて、
その魔物の怖さや
お札の意味を知る人が、もうこの世にはいなくなってしまったのだ……
憲法尊重擁護義務?
なんそれ?٩( ᐛ )و
という人が、ほとんどになってしまった。
おまけに
いつも自分たちのために
アメをくれたり、
笑顔で接してくれたりする魔物に
信頼や親近感を抱いていたりする。
はい、給付金ですよ〜♪
それ以上にガメるけどね…
親しみやすくSNSもやってます^ ^
ブロックするけどね…
"魔物さんが言うなら、間違いないでしょ"
"魔物さんがそんなことするはずない"
いつしか、民(タミ)は生活の重要なことは
魔物に丸投げするようになった。
自分の生活だけに集中すればいいから
その方がラクだしね…
ーその結果、魔物はやけ太って
そのお札の効きも悪くなってしまったー
あとは、封印をした民 自らが
お札を剥がしてくれるのを、待つのみ……
魔物の怖さが語り継がれなくなったのを
いいことに、今、そのバケモノが世に解き放たれようとしている。
善意の裏に潜む、悪魔is BAKEMONO。
ソレデイイノカ、コクミン?
国民の真価が、魔物によって問われようとしている。
キョウハカイセイ…ケンポウカイセイ…
コクミンニヨウセイ…











