クローン病や潰瘍性大腸炎で手術や退院を終え、一旦症状が落ち着いた状態で考えないといけないのは、やはり何と言っても家に帰ってからの食事。

入院中は何も考えないでも、病院の栄養士さんが考えたクローン病食を出してくれるので、それを食べればよい。その中でダメなものは食べなければいいだけ。
よって、全く頭を使う必要がない。
これは楽チン。

難しいのは家に帰ってから。
手術や入院を終え、せっかく体が一旦良い状態になっているのに、いきなりNG食やインスタント、レトルト、添加物満載食を食べては手術や入院から何も学んでいないと思わざるを得ない。

特に手術をしてから3年は無理をしてはダメと言われている。
それだけ手術後3年間というのは体調が下降しやすいのだと思う。

ただ、手術前や入院前までは食べられなかった好物や美味しいものを食べたいという気持ちは痛いように分かる。
でも、食べてしまって相当後悔するのも何度も経験済み。

クローン病になったら今までの食生活が間違っていた、自分には合わない物ばかりを食べていたと考えなおし、食を正すことは必須。
トライ&エラーを繰り返しながら、自分に合った食品を見つけていくしかない。
しかし、今の食事事情は本当に誘惑だらけ。
世の中に美味しいモノがあふれかえっている。

もちろん「何を食べるか」も重要ですが、今の世の中には、美味しいだけで栄養を全く考えられていないもの、危険な添加物満載の食品があふれています。
そうなると、「何を食べないでおくか」「いかに食べないか」が重要になってくると思う。

病気の人は100%食事制限をしないことは事実。
それができないと、どんな高価な薬もドブに捨てているようなもの。
それだけ、日々の食事の影響って大きいものです。
でも、禁止事項が多すぎて食事自体がストレスの種になる。
それも良くわかります。

でもやるっきゃない。
自分はその状態になっているんだと心を入れ替えてやるしかない!
私も病気を宣告されてからしばらくは、NG食やインスタントラーメンなどを家族の目を盗んでよく食べていました。
でも、やっぱり調子は悪くなるんですね・・・。

そんなこんなで、今の漢方医と出会い、少しずつだけど食事の大切さを学んできました。
そして、食べるものもかなり変わってきました。
そして、その食べ物に慣れてきて美味しいと感じるようになりました。
今はラーメンやハンバーグ、カレーなどは食べたいとも思いません。
(元気になったら食べるかもね?)
でも、それくらい味覚も変わり、好みも変わりました。

人間に必要な食べ物ってそんなに多くはないと思います。
今の世の中に出回っている食品はほとんど必要ないのではないかと思います。
それくらい食生活が変わり、多くを必要としなくなった。

スーパーに行っても、野菜、豆腐、魚、調味料を見て終了。
あっという間にレジへ。

病気になる前には考えられないルートです。

人間変われば変わるもんですね。
良い方に変わってきていると思うので、あとはいかに不必要なものを食べないで継続するか。
そんな気がします。

体も変化するには時間がかかるでしょうから、あとはそれを待つだけかな?
と思っています。

下痢が止まらなくなったら、アタフタしますけど、その都度また体調を整えながら病気が治るのを待つしかないんじゃないかと思います。

人間に必要な食事って少量で、少種類なんじゃないかと思わざるを得ない今日この頃。
そういう意味では欲も多くてはストレスになるし、そういったものも少なくて良いんだと思っています。
いつになっても満足せず、いつの間にかストレスまみれ。
人間って怖いですね。

あまり多くを欲しがらず、少し食べて、働いて、寝て。
人間それだけでHappyじゃないかと思えるように、ちょっとずつ変わってきているかも?


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