玉山村の奥の奥に変わったお爺さんがいました。
自分の持ってる山に、宿根草やコニファーの苗を挿し木して育てて
欲しいと言った人にその場ですぐ安く売ってくれるのです。
我が家の後ろの奥さんに教えてもらいました。
玉山の奥までの複雑な道を覚え、植物好きの
友人たちを連れて何度か行きました。
買えば高価なコニファー類を指さして、値段を尋ねると
「100円だ!」「100円!」と お爺ちゃんは叫びました。
どれでも100円で、おじいちゃんは喜んでスコップで掘ってくれました。
「今夜のビール代になる」とニコニコ笑っておられました。
当時80過ぎの方でした。
名前もわからない青いコニファーや
かわいい白い花のボケ、喜んで買って、私は庭に植えました。
しかし、何度も書いてますが、針葉樹はどんどん伸びて
手に負えなくなります。
「木は怖い」というのが私の実感。
青いコニファー、あんなに可愛かったのに、切れば切るほど
倍に伸びる怖い存在になり、ついに作年切ってしまいました。
今になって 「しまった!」と思います。
植木鉢で挿し木にして とっておけば良かったのだ。。。
クリスマスリースのアレがない!!アレがないと ダメ〜〜!
画像は2021年に作ったクリスマスリース(雑ですみません)。
季節外れですが、ご覧ください。
この素敵な葉っぱがもうありません。
お爺ちゃんは、ほどなくして施設に入ったと噂を聞きました。
さらにそれから何年も経っています。
お爺ちゃんの苗だったあれやこれや、
後ろの奥さんのお庭で、かつて小さかった針葉樹も
大きく育ってます。
真後ろのお宅ですから、その成長ぶりは毎日見えます。
花友達の庭で今もその宿根草は季節ごとに咲いています。
お爺ちゃんは今でも山奥で「100円!」って、挿し木を売っている・・
だったらいいなあ。
