シュウリとは、一体何か。というと
「ムール貝」のことです。
「ムール貝酒蒸しにして〜〜」という芸人さんもしますが・・
宮古〜沿岸部では 「シュウリ」と言います。
船底や港の岸壁,岩場にくっつく貝で、
昔は漁業者の邪魔者扱いでした。
それが イタリアンとかスペイン料理では「ムール貝」と
呼ばれて高級品となる・・
シュウリが売り物になると、沿岸部の人が気づくまで
時間がかかった。
ゴミ同然の扱いだったから、とても安かったのですよ。
最近は、内陸部でも値段が高い。
スーパーで買ってきて 酒蒸しにすると 夫は必ず
「シュウリなんて買うもんじゃなかった、浜で採ってくるもんだった。」
とぼやく。
毎回毎回、同じことをしつこくぼやくので、次女がついに怒った。
「そのシュウリを高い金払って買ってきたのはワシじゃ!!!!!!」
ちょっと夫はショボンとなった。
年寄りが口癖のように同じことを言うの、若い人間は飽き飽きなんだよね。
今日、久慈出身の年配の方と話す機会があった。
海産物談義に花が咲き、その方もやっぱり言った!!!
「シュウリなんて、昔は買うものじゃなかったのよねえ。」
私「そうそう、海の岩場で採るものでしたよね」
「そうそう!!!」
ほーら 盛り上がりました。
娘たちには、聞かせられないかな。
斑入りのヤブコウジ。
