組織における管理職のお話をします。
先日管理職(課長)に相談を受けた時のことです。
課長「入社した社員がいっこうに成長しないで困っています。」
なるほど、今どきの若者は仕事のモチベーションが低く、出世欲もないといわれているので、課長も苦労しているんだな・・・
でも、実際はちょっと違いました。
当の本人に聞き取りすることにした結果
社員「課長からパワハラを受けています。あれやれこれやれ!たくさん仕事を振られ処理しきれません!困ったときに相談しても『自分の若い時はこれくらやってた』と言われます。」
※この社員は40代の中途入社です。
みなさんならこの状況どうみますか?
社長である「ヒラ社長」の見解は
・
・・
・・・課長の対応に問題ありです!
point
①自分の能力と比較して、部下に業務負荷をかけてはいけません。
②本人がパワハラと感じているのであれば、パワハラです。
③部下が成長しないのは、上司の責任です。
④仕事に対するモチベーションに年齢は関係ありません。
①自分の能力と比較して、部下に業務負荷をかけてはいけません。
「自分が若い時は・・・」そのフレーズ聞き飽きました。今どき呑み屋でもそんなこと言う人いないですよ。過去の苦労話、武勇伝は興味ない人に対して不快感を与えるだけなので配慮しましょう。
上司たるもの、部下の力量に合わせて業務を振り分け、部署で成果を上げることを考えて行動しなければなりません。
②本人がパワハラと感じているのであれば、パワハラです。
〇〇ハラスメントは相手がどう感じるかで決まります。
そうならないように日々のコミュニケーションが大事なわけです。年齢問わず管理職と呼ばれる人材で「コミュニケーション力」が高い人は少ないように感じます。
私自身も係長、課長などやっていましたが、周りの課長職の人たちに対しコミュニケーション力が高いと感じたことはほとんどありません。そんな中でも「この人、コミュニケーション力高いな」と感じた数すくない人たちは、今や本部長や役員になってますね・・・。
③部下が成長しないのは、上司の責任です。
「上司の失敗は、部下の責任、部下の手柄は上司のもの」半沢直樹の大和田常務のセリフです。w
もちろん仕事をする上での成長には個人差がありますが、大事なのは
・本人の能力
・上司の指導力
この2つは別に考えなければならないということです。
上司がクソでも勝手に部下が反面教師として捉え、上司を追い抜いて出世していく場合もあり(ヒラ社長の場合はこれでした)、本人はパッとしなかったがある上司の下に就いたら見違えるように成長するばあいもあります。
どちらも組織として成果を残せてあるのであれば正解です。
④仕事に対するモチベーションに年齢は関係ありません。
そもそもやる気がないなら辞めればいいんです。そこには年齢も性別も関係ありません。
しかしながら、上司として部下のモチベーションをアップさせる指示、指導は可能です。モチベーションがどのように上がるのかは個人個人でまったく違うので10人いれば10通りの働きかけがあります。
そういうことが出来る人が上司にいると、部下は安心して気持ちよく働けるのです。
あくまで日本の社長の中でも、底辺にいる「ヒラ社長」の戯言です・・・
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