1着から5着までを人気上位馬が占めていたため結果的には実力通りだった。
レースラップ
| 12.7 | 10.9 | 12.0 | 12.2 | 12.1 | 12.2 | 12.7 | 12.5 | 12.1 | 12.3 |
35.6 36.9
前半1000M:59.9 後半1000M:61.8
内容的には前半が速く、馬場も悪いためある程度、適正・スタミナの要求されるレースであった。
モーリス・レインボーライン以外の上位馬はただの前残りであり、後ろの馬達もこの2頭以外追い込んでくる実力はなかった。
勝ったネオリアリズムは見事!!ルメールの判断も素晴らしかった!!
今後は中距離路線道悪逃げで穴をあける存在に成長してほしい。
モーリスは4角のコーナリング、直線のふわっとした脚色から下が緩いのは得意じゃないと思う。この結果だけで距離適性を決めつけることはせず、ぜひ天皇賞(秋)に出走してほしい。
さて…一番残念だったのがマイネルフロストの松岡騎手。
おそらくは番手につけて直線抜け出すくらいのイメージで騎乗したんだと思う(スタートして行かなかった為)。
この戦法で勝つ実力がフロストにあるならこれで仕方ないと思う。
ただG1馬の出てくる札幌記念、普通に回って勝てる道理はない。
競争馬にとって競馬で勝つことがすべて、勝たなければ自身の血を残すことが出来ない不条理な運命を背負っている生き物。そしてこれは彼らの命にすらかかわることでもある。
能力の劣る馬でも出走している限り勝つ可能性はある。
自分のパートナーの能力を見極め、出走条件、コース適正、他馬の能力、他の騎手の判断可能性、展開予想など事前に勝つためにどうすればいいか考えることも大切である(もちろん当日のデキも重要だが)。
今回のレースでフロストが勝つ可能性が1%でもあったすればそれは「逃げ」だったと思う。
直近控えて結果が出ていないことは明らかであり、同じ戦法を行ったとしても客観的には期待は持てない。
であれば馬券にからんだ中山金杯を参考にすることがベターであり、洋芝、稍重馬場、内枠、逃げ馬不在、ライバルはモーリスに意識が向く等の条件からフロストの人気薄での逃げには実行するだけの価値があったはずである。
松岡騎手自身は金杯で掛かったため逃げたくないとの思いがあったかもしれないが、逃がして折り合いをつけることが騎手の腕であり仕事である。
仮にこれを放棄し番手という安全策を選んだのであれば失望に値する。
そして皮肉なことに、これを実行したのがルメールである。
「競馬で勝つことには何事にも代えられない価値がある」
この価値観のもとレースは構成されるべきであり競馬関係者はそのために全力を尽くしてほしいものである。
そしていつまでも有力馬の外人乗替わりに甘んじている場合ではない、ファンとして日本人騎手の奮起に期待したいと思う。