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みんなの気持ちを東北地方の子供達へ!

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皆さんの気持ちを車に詰め込み大阪を出発しました。


車には皆さんからお預かりした「800個を超えるシャボン玉」

「食料」「物資」そして「温かい気持ち」がたくさん詰まっています。


先生から要望のあった冷凍食品は大阪で購入し、10時間の

距離を運ぶ事が困難と考えた為、埼玉で給食関係の仕事に

就く仲間に相談をしたところ、現地の配送センターへ当日着で

送って頂ける事に。


大阪から10時間。

車を走らせ子供達の待つ福島県南相馬市に到着です。


※道中の事、現地で感じた事はまた別に記します。


まずは配送センターへ冷凍食品の引き取りにお伺いしました。

                            
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左側の上段4箱と真ん中の上段3箱が冷凍食品です。


【内容は以下の通り】

・かぼちゃコロッケ       

・ミートコロッケ         

・豆とかぼちゃのコロッケ    各70個   

・焼き芋             

・春巻              

・イカフライ


・ほうれん草餃子         140個


配送センターで冷凍食品の積み込み完了後、今回お伺いさせて

戴く「よつば保育園」のヨシユキ副園長先生に連絡。

配送センターより車で10分ほど走り、よつば保育園に到着です。


よつば保育園のある南相馬市原町区は現在゛緊急時避難準備区域゛

になっている為、ここでの保育は行われておりません。
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先日゛一応″除染が終わった園舎


そして本来なら4月には開園している゛はず"だった新園舎
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こちらで近藤ヨシユキ先生と初めての対面です。

ヨシユキ先生の言葉はどれも力強く、一言一言に重みを感じます。


早速、今回皆さんからお預かりした寄付金から購入させて頂いた

冷凍食品、調味料類、ジュース、乳幼児用食品・おやつ、保存食と

らくがき帳、クレヨンをお渡ししました。


そして、妻と娘がこの夏育てたアサガオ。

そのアサガオから採れた種を一緒にお渡し致しました。

出発前日に娘がアサガオの絵を描いてくれたので瓶の中に

入れてお渡ししました。


大阪の幼稚園児と福島の幼稚園児が心で繋がってほしいという

想いを込めて。


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左が子供達を優しく包み、現状をありのままに伝えていらっしゃる

近藤ヨシユキ先生です。

右が10時間運転して目がパンパンの僕です。。。


よつば保育園での荷降ろしを早々に向かうは今回の主役となる

園児達が待つ、呼称「なかよし保育園」へ向け車を走らせます。


呼称「なかよし保育園」は安全区域(原発より30キロ圏外)にて

市内私立保育園3園が一緒になり鹿島区にある寺内公民館を利用し

保育されている園となります。


安全区域と言っても放射能の影響がまったくない訳ではありません。

なかよし保育園(公民館)に園庭は当然ながらありませんのですぐ横に

ある男山八幡神社の境内が園庭の代わりとなります。

しかしここにある滑り台下は放射線量が高く滑り台の使用はできません。


3.11以降、大変な状況の中で生活する子供達の前でどんな顔をして

接したら良いか道中ずっと考えてきました。


しかし子供達の放つ力はやはり強い!


園児を横目に男山八幡神社の境内へ大量のシャボン玉を運んでいると

「あっ!あのお兄ちゃんシャボン玉いっぱい持ってる!」と目をランランと

輝かせ既に大はしゃぎ。


子供ならではの「喜び」の連鎖反応が起こりみんなの想いがたくさん詰まった

シャボン玉に子供達は釘付けです。


その日にあったばかりなので一人一人の性格や3.11以前、以降の子供達の

変化は僕には分かりません。


しかし、一つだけ確実に分かった事は「子供達も今を精一杯生きている」と

いう事。

目の前に楽しそうな事があればそれを精一杯楽しむ。

子供が持つ本来のあるべき姿がそこにはちゃんとありました。


境内にあるベンチに色々な種類のシャボン玉を先生と並べます。

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これはまだまだ一部


準備をしているとクラスごとに子供達が次々と境内へやってきます。


まずは先生から子供達に僕を紹介して頂きました。

僕からも子供達に「なぜここに来たか」「どんな想いでここに来たか」を

お話させて頂きました。

初めて会う僕のお話もちゃんと真剣に聞いてくれました。
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人見知りな上に人前で話す事が苦手な僕は子供達の前でも少し

緊張気味。。


子供達の視線は僕5:シャボン玉5(笑)


お話も早々に先生から注意事項とお約束をみんなにして頂いて

簡単に僕のデモンストレーション。
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この日の為に寄付金から購入させて頂いた大きなシャボン玉


デモンストレーションも見事成功?そしてヨシユキ先生から子供達に

「よ~し!遊んでいいよ~」と待ちに待った合図。


首を長~くして待っていた子供達は一斉にたくさん並んだシャボン玉に

駆け寄ります。
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3歳児~はそれぞれ好きなシャボン玉を手に取り境内の中で

自由に遊んでもらいました。
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みんなとっても上手に、楽しそうにシャボン玉を飛ばします。


3歳児より下の子供達は誤飲の恐れもあるので、先生方を囲んで

シャボン玉を見学です。
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みんな先生が吹くシャボン玉に興味津津です。


今回のコンセプトの中には子供達の周りにいる大人達にも

笑顔になってほしい!というのがあったのでもちろん先生達

にも思いっきり遊んで頂きました。


ヨシユキ先生
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そして、シャボン玉の風下に立ち南相馬版マトリックス!
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キアヌリーブスも真っ青です(笑)

こんな楽しくてたくましい先生がいて子供達は本当に幸せ

だと思いました。

子供達に正面からぶつかり、同じ目線で子供達と向き合う。

そして、子供達と同じ空気を肌で感じ同じ時間を共有する。


現状(震災の事が有っても無くても)がどうであってもヨシユキ先生は

そういう先生なんだなという印象を強く受けました。


僕も一緒に遊ばせてもらいました。
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子供達の身長よりも高く飛ぶシャボン玉に向かってジャンプ!


子供達のシャボン玉遊びはまだまだ続きます!
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東京のTV局の方も取材に来られていました。
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男の子に大人気の刀タイプのシャボン玉
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先生も楽しむ子供達の写真を撮りまくりです。
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大空へ向かって
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子供達はたくさん汗をかきながらお友達や先生と楽しい時間を

過ごしてくれたようです。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、お母さんやお父さんのお迎えの

時間。

ひとり、またひとりと子供達は家族の元へと帰って行きます。


帰り際、小さな子供達が「お兄ちゃんありがとう」「楽しかった~」と

声を掛けてくれました。

その温かい言葉に何度も何度も涙をこらえました。


最後に子供達と楽しかった日の思い出に記念写真をパチリ
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温かく、たくましい福島の子供達はとても純粋で優しく、先生方の

大きな愛に包みこまれて生活を送っています。


「僕に出来る事は何か」と自分に問いかけて始めた今回の動き。


たくさんの仲間や、家族、ご理解を戴いた方々の力が一つになり

福島の今を生きる子供達にたくさんの笑顔を届ける事が出来たと

思います。


しかしながらまだまだ先の見えない状況の中で今回の動きがどんな

意味を持ち、どんな影響があったのか。

それは同じ時間を共有した子供達や先生方、同じ目的に向かって動いて

くれた皆さんそれぞれの心の中に。


僕を信じ、僕の気持ちに賛同してくれた皆さんに心の底から感謝して

います。

31年間、今回のような活動をした事がなく右も左も分からない僕の事を

サポートして下さった皆さん。

もし誰かが今回の僕と同じような動きをする事があれば僕は自分の出来る

限りのサポートを全力でさせて頂きます。


感謝の気持ちは時として形となって現れます。

今回お伺いし、一緒に楽しい時間を過ごさせてもらった南相馬市鹿島区

「なかよし保育園」の園児達から今回ご協力して下さった皆さんに感謝の

気持ちを預かってきました。
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クレヨンで描かれているのは全て「笑顔」の絵です。


子供の絵は心の中がストレートに映し出されていると僕は

思っています。


子供の笑顔、笑い声、前を向いて進む方の姿には自分自身も

勇気や元気をもらう事ができます。

今回の福島県入りは僕の人生において大きく意味のある36時間

でした。


帰り際、今回お世話になったヨシユキ先生と固い握手を交わし

なかよし保育園を後にしました。

バックミラーに移る先生は最後まで笑顔で見送って下さいました。


この日、僕の目に映る被災地にはたくさんの笑顔が溢れていました。

この笑顔が溢れる日々が一日でも早く戻りますように。


子供達が時間を気にせず裸足で園庭を走り回れる日が一日でも早く...




皆さんからお預かりした優しさは9月8日に子供達の笑顔へ
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本当に有難うございました。


※800個を超えるシャボン玉は来週行われる運動会で有効的に使って頂ける

  との事なので全て寄付させて頂きました。


One for all All for one!!


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