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マッシヴ・アタック part4 ~激動のロック史 第2弾~

激動のロック史 第2弾 マッシヴ・アタック

マッシヴ・アタック特集4回目!

何もわかっちゃいねーマニオの以下の発言。。

>Massive Attack - Safe From Harm


>「マッシヴ・アタックの代表曲は何?」
>と聞かれたら、迷わずこの曲だ。
>俺的にね。

表向きにはおそらく「Blue Lines」「Mezzanine」「100th Window」が上がってくるだろう。

だが、マッシブ・アタックの、いやはやほんとにタイトルの激動のロック史をいうなら間違いなくセカンドで出された「Protection」と、そこから続いた「No Protection」だ!!
Protection
Protection
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Massive Attack
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おすすめ度の平均: 5.0
5 じわじわと引きずり込まれる感覚
5 いまさら
5 濃密ブリストルサウンド
5 UKエレクトロニカ/ハウス/テクノの傑作。
4 抽出されたエキス、濃いサウンド。


No Protection: Massive Attack Vs. Mad Professor
Massive Attack vs. Mad Professor
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おすすめ度の平均: 4.5
5 別世界へ行けるかも・・・
4 以外とイイですよ



このアルバム無くしてマッシブ・アタックは語れないし、ましてやこの特集の一番最初で流されていたプライマルスクリームのリミックス(以下の曲)は間違いなく生まれない


マッシブ・アタックは飽くなき音への探究心、ロックへの探究心を追い求めている。
いや、僕の誤解だ。マッシブは音やロックを超えた、表層に音やロックを纏った何かを追い求めているのだと確信できる。

そして、そこにいたるターニング・ポイントに間違いなく「Protection」「No Protection」は存在していたのだろう。

そもそも、マニオも書いていたがマッシブ・アタックの特徴にループって要素がある。
だけども、この要素だけではブリストルの帝王として君臨できなかっただろう。そこにはポーティスヘッドもトリッキーもいるじゃないか。

マッシブ・アタックが類い稀な完成度を誇るべく要素は、まさに楽曲のディテイルにいたる音の作りこみと、先ほどの音やロック以前に存在するマッシブ・アタック的なる部分だろう。

Massive Attack – Karmacoma


Massive Attack - Better Things


Massive Attack – Protection


Massive Attack - Cool Monsoon


「Protection」「No Protection」には他の楽曲よりも引きづり込まれる感覚。どっぷりと底に浸る感覚。が強くでている。一発目のインパクトよりも徐々に引きずり込んで、あり地獄の中から逃がさない。

以降のアルバム「メザニーン」などでも、そんな感覚は続くがブルーラインでは弱かったように感じる。

何よりも、この時期のマッシブのリズムが豊なことはやはりマッシブが一番健全だったころだったのかと想像させられる。

リズムに関してはブルーラインでは、まだ緩やかだった。プロテクションでは独自のリズムを展開しノー・プロテクションでは突き抜けた。

その要素を引っさげてロックへと傾倒しメザニーンというモンスターアルバムを作りだした。
ここまでがマッシブが健全だった時期だろう。

100th windowでは、いろんな評論がされている通り、リズムが消えた。

おそらくそれは3D自体が100th windowまでに展開していたリズムを理解していなかったのだろう。
いや、メンバー内ですら理解出来ないところに到達していたのだろう。

逆に、ダディ・Gには3Dの音作りは理解に苦しんだのだろう。

その結果が最新作「ヘリゴランド」までの長い道のりを作った。が、お互いの必要を感じたのか、不仲でも一緒にスタジオに入らなくても必要な部分で互いを引き出すような作りかたをしたことで、「ヘリゴランド」は「メザニーン」の頃の、もしかしたらそれ以上のマッシブ節を展開することに成功している。


話が「Protection」「No Protection」から逸れてしまったので戻そう。

「Protection」に関してはマッシブ・アタックの正規のリリースだが、「No Protection」に関してはMassive Attack Vs. Mad Professor名義でのリリースであり、ダブ・アーティストのマッド・プロフェッサーがリミックスしたアルバムだ。
なので、「No Protection」自体をマッシブの楽曲のように取り扱うことに関して、違和感を覚える人もいるのかもしれない。

だが、マッシブ・アタック自体3Dが中心になって楽曲を作り、その他のメンバー自体は流動的に変化する。そう考えると「No Protection」自体が名義は違えどマッシブの正規の作品だともとれるだろう。

そして、正規メンバーを変更しメンバーではないものにメンバー以上の役割を持たせることで、実質もっていたマッシブ・アタックという枠を自分たちで解体し、更に再構築させる。
そんな繰り返しがあるから、マッシブは帝王として君臨できる類い稀な音楽性を秘めたバンドとして存在できるのだろうか。

話がわかりにくなってしまったが、要はマッシブは最新作「ヘリゴランド」というアルバムを'10年のスタートとしてロック界に提示した。
それは、これまで書いてきたような紆余曲折を得て、マッシブにしか作り出せない怪物として'10年代の金字塔として早くも攻撃を仕掛けてきた。
'00年代にレディオヘッドが「KID A」という怪物を'90年代の呪縛である「OK computer」を振り払うようにして産み落とし、00年代の金字塔として君臨したのと同じではないのか?
時代が全ての答えをだしてくれる。

'10年代は既にマッシブ・アタックが産み落とした最新作「ヘリゴランド」の呪縛におかされている。
ロックはそこから逃げ出せるのか?


マニオの浅はかな発言でバブルモア・レコーズは何もしっちゃいねー的な感じになってしまったので、あえてマニオの特集の間に記事をいれさせてもらった。

次回の「メザニーン」の記事はマニオに戻り、更にバブルモア的な視点からマッシブ・アタックというモンスター・バンドに迫り、さらに90年代から続くロックの激動史を描いてくれることだろう。


Massive Attack - Karmacoma (live)


massive attack vs mad professor three trinity dub



ちなみに、あえて楽曲毎のitunesで購入は控えさせていただいた。
理由は簡単だ。単発の曲だけをきくことでは「Protection」「No protection」は理解出来ないというか誤解を招く。
昨今の楽曲のみで購入方式はインパクトの大きな楽曲にはよく働くが、「Protection」「No protection」といった世界観からゆっくりと引きずり込んでアリ地獄を味わわせる楽曲群には不向きだ。
ぜひ、アルバムで買って、普通の音響では「No protection」は理解できないので以下のヘッドホンやスピーカーで、なおかつ家の中でゆっくりした時間に全部通しで聴いてほしい。

昨今の音楽配信はちょっと罪なところがあるので、その辺もバブルモア的には切り崩していきたいものだ。

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