上坂 徹『書いて生きていく プロ文章論』

これこらライターとして生きていこうと思う人にピッタリの本です。

書く技術はもちろん、周りとの付き合い方や

プロのフリーライターとしてやっていくためのノウハウ、心得が丁寧に書かれています。

繰り返し読んで、一つひとつ体得していきたいと思える内容でした。

ライターだけでなく、フリーでやっている人やフリーのクライアントを持つ人にも

参考になると思います。

書いて生きていく プロ文章論/ミシマ社

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中川淳一郎『今、ウェブは退化中ですが何か?』




ウェブの負の部分を具体的に書いている本。

著者の中川淳一郎さんだからこそ、書ける内容だと思いました。

ウェブのマイナス面に免疫がない人には結構ヘビーかなと思います。

同氏の『ウェブはバカと暇人のもの』とメッセージは同じで、

ネットの実態を論証した上で、

「リアルな人間関係がやっぱり大切だよ」ということを

まとめとして訴えていると感じました。

私は2チャンとか見ないんだけど、見たら気分悪くなるんだろうなって思う。

顔が見えないから、人が傷つくことを平気で言うのか?

普段人に言えないうっぷんをネットではらしているのか。

ネットは本当に便利な分、その裏側も知っておかないと痛い目にあうと思いました。

今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々 (講談社BIZ)/講談社

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『「ズルさ」のすすめ』 佐藤 優


「いかにして、社会において上手くやっていくか」という内容を語っている一冊。

理論や精神論ではなく、キリスト教の教えを例えにもってきたり、「理論ではどうにも
説明できないこと」にも言及しているのが特徴的。

佐藤優氏の経歴を見ると、同志社大学大学院神学研究科修了とあるので納得しました。

総じて、「社会ではまずは長いものに巻かれて、その後巻き返せ」という主張が見て取れました。
“上司とは闘わない”、“逃げ道を作る”など、一見「ズルい」と思われることを
処世術の一環として書かれています。

全11章から構成されていて、具体的な施策も載っているので読みやすかったです。
各章の終わりに、その章に関連したオススメ本が2冊ずつ紹介されているのも良かったです。

第一章  人と比べない
第二章  問題から目をそむけない
第三章  頭で考えない
第四章  時間に追われない
第五章  酒に飲まれない
第六章  失言しない
第七章  約束を破らない
第八章  恩を仇で返さない
第九章  嫌われることを恐れない
第十章  人を見た目で判断しない
第十一章 上下関係を軽んじない

ただ、ひとつ思ったのは「社会においてあまり摩擦を起こさない方が良い」というスタンスで
前半書かれていたのに、後半の「嫌われることを恐れない」と主張されているところに
矛盾を感じてしまいました。

要は、日本では競争社会の中でも周りと上手くやっていかないといけないということを
言いたいのだと思いますが。
「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)/青春出版社

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