タタタタッ…

スマホで、思いつくワードを、ググッてみる。ネガティブなことも、無知よりは情報があると落ち着くのか。それとも、自身に都合の良い情報を集めたいだけなのか。


6月22日、日曜日。

昨日に癌告知を受けた私は、一日経過しても、何ら不安は払拭されていない。土曜日から外来の月曜日までに挟まれた今日の日曜日の時間は、例えるなら試験を受けた後、合否判定を待たされる時間のようなものだ。今更、何をしても結果が変わる訳ではない。素直に、結果の詳細を受け入れ、今後の方針を選択するしかないのである。

それは、分かっている。分かってはいるものの、情報を得ることで少しでも安心したいといった感情が溢れ出す。


昨日の電話告知の際に、今後の治療をする大病院への紹介・予約をするので外来の際までに決めておくように言われた。

候補として挙がったのは、県立病院、市立病院、県内の大学病院、大阪国際がんセンター、等であった。

後に思うことは、出てくるのだが、この時点で私は、病院など、どこでも良かった。早く治してくれたら、一日でも長く生かしてくれるなら、それが出来れば、どこでも良かった。逆に言えば、どこの病院でも、受ける医療サービスは同じだろう程度に考えていた。

その考えに対して、妻は真っ向から否定してきた。大阪国際がんセンターの最先端の医療とその技術を勘案すれば、大阪国際がんセンターの一択しかないとのこと。

早く治療が出来れば、それ以外は何も望まない私と大阪国際がんセンターに固執する妻との協議の末、極端に大阪国際がんセンターの治療が遅くならない限り、治療予約する病院は、大阪国際がんセンターにすることにした。少し、妻の安心したような雰囲気を感じ取ることができた。それだけでも、この病院にして良かった、程度にしか、この時点では考えていなかった。


早く治療は進めたいとは思いながらも、自身の仕事における、再来週の出張スケジュールも頭を痛めていた。何件かアポも取ってあり、中には重要なプレゼン先まであった。実にワガママなもので、再来週の月~金の九州出張は、何とか敢行したい所存だ。

可能なら、そんなワガママを聞き入れてもらえる病院にお願いしたいと思う。


ただ、今日出来ることは、候補先から治療を受ける病院を検討することだけで、状況は、何一つ進展しない。そんな焦りから、スマホを手に取り、他愛もない言葉をひたすら検索しているのであった。


つづく(だろう?笑)