たぶん彼女は

俺に流されてただ
「はい」と言ったんだと思うけど







俺は強引に


「やったーー!!!
今からコリちゃんは僕の彼女だ!」



と話をまとめた。














そしたら案の定







彼女は急に
しまった!という顔で




「え?あの……そういう……」



おどおどしていた。












俺はホントにずるいけど






「取消は却下ね」


と笑いかけて





すぐ顔は正面に戻して
訂正は受け付けなかった。














俺は強引で酷いヤツだけど



でもずっと好きだったコリちゃんを
自分のものに(たぶん)

彼女に出来ることが(たぶん)



ものすごく嬉しかった。













舞い上がった俺は





「ねぇコリちゃん。
付き合ったからには
コリちゃんのこと名前呼びしていい?」



「え?や…あの…付き合ったん…」







未だに動揺して
現実を受け入れられてない彼女を
差し置いて







「あ、コリンて呼びたいな~」


「あ、はい……それは…」






コリちゃんを自分の彼女として
既に愛し始めていた。