緊張しながらも
ちゃんと彼女の目を見て
俺は告白した。










ずっと好きだったと……









そして今も好きだと……。





















俺の突然の告白に彼女は瞬きもせず




人形のように固まっていた。














「あ~~やっぱり
告白って緊張するわ~~。
今もだけどさ
中学の時、僕すっごい臆病者だったから
告白出来なかったんだ~。
僕なんて無理だなぁって諦めたんだけど
この間の同窓会で再会したら
気持ち思い出しちゃって……。

中学の時告白出来なかったこと
ずっと後悔してたから…
今なら言えるかなって……」










俺は告白に至った経緯を
ちゃんと話した。







今は全く理解できていないであろう彼女に
俺はこんなこと思ってたんだと
知ってもらう為に……。
















俺は膝の上できゅっと握られている
彼女の片方の手をそっと取る。













「コリちゃんが
僕に気がないのは分かってるよ。
でももし僕のこと…
嫌いじゃなかったら……
好きじゃなくてもいいから!
……付き合ってくれないかな?

悪いようにはしないから!」













俺は彼女に言いたいと思ったこと………






付き合ってとまで言い切った。