よし…………
玉砕するかもしれないけど
後悔しないように
やっぱ彼女だなって思えたら
想いを伝えよう………。
俺はメンバーもいる控え室で
一人静かに
ぎゅっと拳を握り締めた。
仕事の為と言いながら
本当は彼女にカッコ良いって思われたくて
スキンケアを頑張ったり
筋トレしたり
時間がない中
自分磨きをしていた。
俺が一方的に彼女が好きなのは
分かってはいるけど
あわよくば彼女が
俺とこっそり付き合ってくれないかな~
って思ってるから
少しでも良く見られたくて
頑張っている俺は
ナルシストぶってる
ワールドスターなんかじゃなくて
恋をしているただの男だった。