目の前の観衆に対応しながらも
気になって
チラチラとその様子を見る。
少しすると彼女は男に腕を掴まれてて
嫌そうな顔をして後退りしていた。
何だろう………
大丈夫かな………
そんな時
「ソクジン」
そう声を掛けられて
声のする後ろの方を振り返る。
ジュング伝いに聞いた
俺を心配してくれていたという
ホジュンがいた。
「や~ホジュン!
ジュングから色々聞いたよ。
気に掛けてくれてたみたいで
ありがとな」
「久々だな。
テレビとか見るに大変そうで……
まぁ元気そうで良かったよ」
ホジュンはジュングと共に
一時期つるんでた奴だった。
クラスが変わったりして
ちょっと疎遠になってたけど
俺的には性格が良くて好きなヤツだった。
ここに来てホジュンに会って
ちゃんと面と向かってお礼を言えて良かった。