なんか面白れぇなぁと思って
天井を見つめる彼女を見る。
いつも少しクールで
キリッとしてるのに
すっぴんが少し幼くて
余裕がない感じが新鮮で
俺はそんな彼女を
可愛いなと思っていた。
「お前さ……
結構すっぴんは幼いんだな…
最初俺より年上かなって
思うくらいだったけど…」
彼女は顔を少し赤くして
目をぎゅっとつぶっていた。
「お前……緊張してんだろ。
一緒寝るって言われて」
彼女のさっきからの変な様子を見て
俺はそういうことなんだろうと思っていた。
俺の言葉に
更に顔を赤くする彼女。
彼女は俺のS心を煽ってくるけど
なんか可哀想にも思えてきて
「……ヤんねぇよ?」
そう言うと
彼女はぎゅっとつぶっていた目を
ゆっくり開けた。