どうしよう………
心の準備が………
はぁ…………
今日は無理だょ…………
でも
拒んだら…………
嫌われるかもしんないし………
でも………
なんて考えていると
彼がキッチンに来て
私の腕を掴んで連れて行く。
どうしようどうしよう………
心拍数が異常なくらい上がって
呼吸も上手く出来ない。
彼にベッドに連れて行かれて
固まってる私に
「ほら、突っ立ってないで入れば」
と布団をめくる彼。
私は仕方なく
そろそろと布団に入って
彼に背を向けるようにして横になった。
自分の布団のはずなのに
落ち着かない。
彼が体勢を変えるような音がして
それすら緊張して
息を殺していると
「おい」
と声を掛けられた。