彼女が僕のことを
どう思っているか分からないけど
僕の方は付き合ってから尚更
彼女の魅力に色々気づいて
どんどん惹かれて
気づいたら一人でものすごく溺れていた。
彼女は僕に会えなくても
寂しいと言わないし
付き合ってくれたのに
会えなくてごめんと
申し訳なくなって謝ると
大丈夫という言葉と共に
力強い言葉で
プレッシャーの中仕事に向かう僕の背中を
押してくれていた。
彼女は本当は
寂しく思っているのかもしれないけど
たぶん彼女に会えなくて寂しいという想いは
僕の方が勝っていたと思う………。
付き合い始めて2ヶ月が経った頃
僕は久しぶりに予定のない休日があった。
いつも休みの日には
やらなきゃいけないことが溜まっていたり
彼女が仕事だったりして
お昼に会いに行く程度だった。
だけどその日は奇跡的に休みが重なって
いつかのように
デートも兼ねて
僕たちは地元へ行くことにした。