碧の女神 64翌日講義が終わると私は急いで家に帰って洗濯物を片付けたり最後の仕上げをした。そして15時過ぎ。彼からLINEが来た。それからドキドキしながら待つこと約20分。私は外に出て共通玄関にいる彼を迎えに行った。彼は帽子を被ってケータイを弄っていてそれだけなのにカッコ良かった。「ユン……ギ」私が小さい声で彼を呼ぶと帽子からチラッと目を覗かせた。「お、シセリ」「こっち……どうぞ……」私は彼を連れて部屋へ行った。