「だから合コンとか行くなよ」
てことは…………
聞き間違い…………じゃない…………!?
私の心拍数は急激に上がって
なんか呼吸も苦しくなってきて
冷や汗をかきそうだった。
「あ……の………そう言われても……
約束してるので……」
やっとのことでそう言った。
頭が真っ白過ぎて
ケータイを落としそうになった。
「だよな………。
じゃ、考えといて。俺のことも」
彼はそう言ってあっさり引き下がったけど
え…………?本気…………??
私と付き合いたいってこと……
ですか……………??
「じゃあな。気をつけて行けよ」
彼はそう言うと体を後ろに向けて
そそくさと去って行った。
私は一人その場に取り残されて
呆気にとられていた。
今のは………何だったの…………?
ちょっと待って
ユンギさん
私の事好きって言った?
え、だって
合コン行くって言ったから
ドン引きしたんじゃないの…?
私が頭の中を必死に整理していると
ケータイが鳴り出した。
それすら驚いて
またケータイを落としかけたけど
着信は合コンに行く友達からだったから
慌てて電話に出た。
「もしもし………」