「モヨンちゃん来てたんだね!
今日は一段と可愛いね」







ジミンが彼女を褒めて



彼女が照れている所を見たら
なんだか焦ってしまって



無意識に彼女の手首を握っていた。










彼女が え? という顔をして
手首に目を向けたので



僕はハッ として





ジミンもそれに気づいて
ニヤついていた。












「ジミナ。
彼女送ってから行くから
先行ってて」






僕はジミンにそう告げると



再び彼女を連れて歩き出した。




















程なくして裏口に着き


彼女を見送る。









「ここまででごめんね。
気をつけて帰るんだよ?
また連絡するから」






彼女は小さく手を振って






「撮られると悪いので
もう行ってください」





そう言って


僕に気を遣ってか


小走りで去って行った。








そして僕も急いで休憩室に戻って行った。