ライブの疲れと
なかなか寝付けなかった疲れで
翌朝はお昼前まで寝てしまっていた。
「休みで良かった………」
そう一人言を呟いていると
ケータイが光っているのが目に入る。
見ると
ダウォンオンニからLINEが来ていた。
どうやら昨日の夜
LINEをくださっていたようで
私は今気づいてしまった。
せっかくくださったのに
申し訳なかったなと思い
すぐに返信をした。
昨日あんなことがあったから
少しだけ気まずいような気がするけど
でもたぶんお姉さんは
ホソクさんに告白されたことを
知らないだろうし
断ったことを知って
嫌われるのが怖かったので
自分からは何も言わないことにして
普通に接しようと思った。
やっぱり
ホソクさんのライブは把握してるか……
でもきっとその後のことは知らないはず…
私は少しビクビクしていた。
でも
お姉さんに会えるのは嬉しいから
今日の19時過ぎに
待ち合わせることにした。
日中はゆっくり
テレビを見たりして過ごして
18時頃家を出た。
お姉さんとの待ち合わせ場所のカフェは
やっぱりお洒落な店構えで
外から見てるだけで
なんか嬉しかった。
ぽーっと中の様子を見ていると
「モヨンちゃんっ」
突然両肩に手を置かれて
ビックリして腰を抜かした。
「大丈夫~?
ごめん脅かして」
お姉さんはしゃがんでしまった私を見て
焦って引き上げてくれた。
「あ、すみません…
完全に気抜いてました…」
「うん、なんか遠くから見てても分かった。
寒いから中入ろ」
お姉さんはちょっと笑いながら
私を連れてカフェの中に入っていく。



