それから数日経ったある日
ホソクさんからまたLINEが来た。
私の予定なんか聞いてどうするのかな…
また少し怖いなと思っていると
驚くことに
ホソクさんのお姉さんと3人で
地元に帰らないかというお誘いだった。
私はかなり動揺したけど
ホソクさんが誘ってくれるなんて……
それに会ったこともないけど
なんとなくお姉さんがいると
大丈夫なような気がして
仕事を休めるか交渉してみることにした。
翌日
職場の上司に休みを取りたい旨を話すと
「イムさん有給休暇貯まりすぎてるから
休み取れるなら取りな~」
と快諾してくれた。
なんとなく嬉しくて
ホソクさんにLINEすると
しばらくして返信が来た。
でも……
一緒に帰って何するんだろう……
私、人見知りだけど
お姉さんとお話しできるかなぁ……
約束をしてから
あれこれと不安になっていった。
これまでの私からは
到底考えられないような事だ。
でも
ホソクさんの誘いを断らずに受けた所から
私の運命が変わり始めていたことに
私はまだこの時
気づく訳もなかった。


