京都のある優良企業で取締役をされていた恩師。先生とは大学のプロジェクト科目で出会った。
先生は、コネクターとして関西の中小企業の経営者の交流会を毎月主催したり、
京セラの伊藤相談役が主催する「こころの会」の幹事をやったりとエネルギッシュな元企業戦士だ。
そんな先生からメールをいただいたので、さっそく転送。

最近こういうメモばっかりだな。もっといっぱいインプットしたい今日この頃。


では以下転送メール。
----------------------------------------------------------------------------------
≪不況を次の発展の飛躍台に≫

『一つの予防策と五つの対策』

【不況における対策④】★高い生産性を維持する

                稲盛和夫語録選集その二より 


不況を対策四番目は、「高い生産性を維持する」ということです。

不況であっても、高い生産性を維持し続けることが必要です。
不況で注文が減りつくるものも減ってきたときに、少ない仕事を従来通りの人員で
生産すれば、製造現場の生産性は下がり、職場の空気がたるんだものになって
しまいます。そのような場合には、つくるものが減った分だけ製造現場で余ってくる
人員を生産ラインから切り離し、工場の整備や勉強会など、景気が戻ったときに
備えた仕事をしてもらう。そして製造現場では、常に一番忙しいときと同じように、
必要最小限の人員で緊張感をもった仕事をしてもらう。そのようにして、それまで
たいへんな苦労をして向上させてきた生産性を維持していくことが非常に大切なのです。


第一次オイルショックのときには、いくつもの企業が従業員を自宅待機させたり、
一時帰休させたり、雇用調整をしました。そのようななかにあっても私は、何として
も雇用を維持していきたいと考えていました。しかし、注文は半分、三分の一と減って
いきましたので、従来通りの体制ではもともとの高い生産性を維持することができま
せん。先ほど、不況のときには原価を下げなければならないと言いましたけれども、
従来通りの人員がいて、つくるものは三分の一になってしまったわけですから、三分
の一になった仕事を従来の人員のままでつくっていたのでは生産性は非常に悪くなります。
原価を下げなければならないと思いながら、余剰な人員で少ない品物をつくっている
わけです。せっかく高い生産性でモノがつくれるようにつとめ、それを維持していたのに、
これでは一気に能率の悪い作業工程に変わってしまいます。


また、注文が増えて来たときに、いったん効率が落ちた工程を元の状態に戻していく
のは並大抵のことではないと思った私は、製造現場の人員を三分の一に減らしました。
残り三分の二の人たちには生産ラインから離れてもらい、かねてから行き届いていな
かった工場のメンテナンスや清掃をしてもらいました。また、フィロソフィ勉強会を開いて
人間としてどうあるべきかを学んでもらいました。


つまり不況で生産が三分の一に減ったなら、人員も三分の一にして、一番忙しかった
ときと同じ効率でモノをつくり続けることによって、生産性を維持し続けるようにし
たわけです。生産ラインから離れた人たちは、工場の清掃やメンテナンスを
しっかりしてくれました。そのおかげで、今まで汚かった職場がきれいになったり
工場の庭にもきれいな花壇ができたりと、工場の美化の点で、大きなプラスになりました。
もちろん、三分の二の人員を遊ばせながらも工場を維持していくには、
先ほど言いましたように、会社に余裕がなければなりません。内部留保が十分にあり、
また高収益体質であったからこそ、そういうことができたのです。
-----------------------------------------------------------------------------

他にもありがたい言葉をいただいた。

-----------------------------------------------------------------------------

『最後が肝心』 今日の心がけ ▲締めくくりを大切にしましょう


人は何事も、初めは気合いを入れて取りかかるものですが、終わりは〈まあいいか〉
という気持ちになりがちです。
上手(うま)くいかないと、適当に放り出すことも少なくないようです。しかし、
成功の秘訣は、物事の終りにあると言っても過言ではありません。

失敗は誰にでもあります。問題は「失敗」ではなく、失敗から何も学ばず、同じ過ち
を二度、三度と続けてしまうことです。大切なのは、失敗を素直に反省して、次に
活かしていく「事後処理」をしっかりやることです。

人と人の間のフォローもまた同様です。頼む場合は熱心でも、終わった後のフォロー
は意外に忘れがちではないでしょうか?お世話になった人に、心のこもったお礼やお詫び
をきっちり行うことは、重要な事後処理の一つなのです。

物事が出来ても出来なくても、最後をしっかりとやりとげれば、仕事の幅や人脈が
広がり、次の仕事にもつながっていくことでしょう。
「最後の態度」こそ美しく、物事のピリオドをしっかりと打ちたいものです。



         
今日の言葉【ものごとの本質を究める】



私たちは一つのことを究めることによって初めて真理やものごとの本質を

体得することができます。究めるということは一つのことに精魂込めて打ち

込み、その核心となる何かをつかむことです。一つのことを究めた体験は、

そのほかのあらゆることに通じます。一見してどんなにつまらないと思うよう

なことであっても、与えられた仕事を天職と思い、それに全身全霊を傾け

ることです。それに打ち込んで努力を続ければ、必ず真理が見えてきます。

いったんものごとの真理が分かるようになると何に対しても、またどのような

境遇におかれようと、自分の力を自由自在に発揮できるようになるのです。




★一筆入魂!元気が出る言葉!



■「とにかく今日やっていることが3年後の自分を作る!」

■「無理をして仕事するよりも、無理をしてでも遊ぶ時間を作れ!」

■「2人、3人に嫌われても、あと地球に60億人もいるで!」

■「1時間は有限。でも1時間の使い方は無限や!」

-----------------------------------------------------------------------
引用終わり。

最近、無理をしてでも遊ぶ時間を作れていないな。
よしっ、また積んである本でも読むとするかぁー。
1時間の使い方は無限。最適な使い方を日々繰り返してやるぜ。