朝日テレビ毎週7時から「報道発 ドキュメンタリ宣言」を見ました。
今日、6月1日に取り上げられたのが、御殿場事件
それでも僕らはやっていない~親と子の闘い3000日~
書かずにはいられなかった。こんなに頭に血がのぼって心をかき乱されたのは久々だ。

実は途中から見たんで、そこまで詳しくはかけないんだけど、アブストはこうだ。
ある少女が9月16日に婦女暴行されかけたといった。
そこで逮捕された少年グループ。彼らは「9月16日に襲おうとした」と自白した。
被疑者たちはずっと無罪を主張していたが、自供。
他に何か裏付けるような証拠もそんなになかったと思うので、自白を犯罪の根拠にしているのだろう。

そこである不思議な出来事が起きる。携帯の通話記録を調べると、
9月16日はその少女は出会い系で知り合った会社員とデートしていたことがわかった。
少女はデートしていたことを親にばれたくはなかったので、婦女暴行されかけたと嘘をついたのだ。
これはデートをした会社員が証言に立って、言った言葉であるから信憑性は高いはず。

これではしかしまた不思議なことがおきる。
少女は、9月16日ではなく、9月9日に犯罪に巻き込まれたという。
他は真実なので、日にちだけ変えて裁判を続けてくれと少女はいう。

いやいやそんなんあるわけないやろ。
ていうかそもそも10人に襲われながらも振り切ることが果たして可能なのか。
そんな怖い体験をしておきながら出会い系で会社員と遊ぶなんてどういう神経ですか。
ていうか逮捕された少年たちだって9月16日にやったって自供しているやん。
これは矛盾やろ。矛盾点1。

しかも他にも矛盾だらけな裁判は続く。
9月9日は台風の接近で1日中、雨。しかし少女は事件当日服が濡れた覚えは無いという。
ふーん、野外で1時間以上もいたのに濡れてないんだー。傘をさした記憶もないって?
はい、矛盾点2。激しく矛盾しております。

だけれども裁判では高裁で懲役2年弱。最高裁で棄却という形となった。
高裁では犯行時間は降水量0だったという消防署のデータを根拠としている。
少女の服が必ずしも濡れるとは限らないという。まぁー絶対とは言い切れないよな。

しかし!!マスコミが再度尋ねてみると…2.5ミリ。つまり雨は降っていたわけです。
根拠となるデータが明らかに間違っているわけです。
人為的なミスか、誰かが事実を捻じ曲げたか。そんなことはどうでもいい。
間違っていると考えられる事実があるのに、その議論もしない最高裁には何かおかしいと思う…。

収監された元少年たちも、今では立派な社会人であり、愛する妻があり、愛する子供がいた。
高校時代の青春をぶち壊され、中退を余儀なくされ、それでも自分たちの無罪を信じて闘った。


実際に本当のことは本人たちしかわからない。
ただいえるのは、グレーは極限までいってもグレーであるということ。
もしひとつでも疑わしき部分があるなら、被疑者を罰しないという理念を貫いてほしかった。


裁判員制度がこんな矛盾をはらんだ判決に待ったをかけられるなら導入もいいのかなーと思いました。
警察の取り調べにも問題があったなどといわれており、取調べの可視化とかも進めばいいなと思う。

ここで何を叫ぼうが、何も変わらないのはわかっているけれど、
古い体質、腐った因習、捻じ曲がった体制をぶちこわす・・・
いや創造的破壊ができるだけの男になりたいでごわすと思った今日このごろでした。

ネット上ではかなり炎上しているみたいで、少女の実名まで出てる始末。
ちょっと偏っていますが、冤罪と叫ぶブログと、報道が偏っているというサイトをのけっておきます。
まず冤罪だと叫んでいるよくわかるサイト 。 んでコメントでいただいた報道に疑問を呈するサイト
報道に疑問を呈するサイトでは、コメントなどで賛否両論。かなり激しいのでぜひ一読を。



あぁー不愉快だー。まぁでも吐き出したし、勉強やろっと。