ペンタトニック!!!

って言っておけば何となく通な気がしますね。

 

このギター界隈でよく聞くペンタトニックって何?という部分に今回は触れていきます。

 

自身もペンタトニックの語源って調べたことが無かったので、ネットで調べてみると

 

ペンタトニックという言葉は、ギリシャ語の「pente(5)」と「tonos(音)」を組み合わせた言葉で、5つの音からなる音階を意味します。具体的には、1オクターブの中に5つの音で構成される音階を指します。例えば、メジャースケールから4番目と7番目の音を抜いたものがメジャーペンタトニックスケール、マイナースケールから2番目と6番目の音を抜いたものがマイナーペンタトニックスケールです。

 

というものらしいです。

・・・なるほど!よく分らん。

 

メジャースケールって何?マイナースケールって何?って話にもなると思うので、軽くこちらにも触れていきます。

 

メジャースケールとは

 

メジャースケールとは、音楽理論における音階の一種で、明るく爽やかな響きを持つ音の並びのことです。具体的には、全音と半音を特定の順序で組み合わせた7音階で、出発音(ルート)をCとした場合、C, D, E, F, G, A, B, Cという音で構成されます。この音の並びは、全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音という間隔で成り立っています。

 

マイナースケールとは

 

マイナースケールとは、音楽理論における音階の一つで、メジャースケール(長音階)と比べて暗く、悲しい響きを持つ音階のことです。日本語では短音階とも呼ばれます。マイナースケールには、ナチュラルマイナースケール、ハーモニックマイナースケール、メロディックマイナースケールなど、いくつかの種類があります。

 

これだけで理解できれば苦労しないのが音楽理論の悲しい所ですが、ざっくり解説していくと

 

メジャースケールはキーがCメジャー(ハ長調)の場合のドレミファソラシドマイナースケールはキーがCの(イ短調)の場合のソラシドレミファソになります。

※マイナースケールは厳密にはいくつか種類があり、上記ソ~ラのインターバルの並びは「エオリアンスケール」というものになりますが一旦割愛します。

 

ギターでよく使うペンタトニック(マイナーペンタとか言われる事が多い)は、上記マイナースケールの2度・4度を抜いた音階がマイナーペンタトニックスケールになります。(Cメジャーの並びで言うとド・レ・ミ・ソ・ラ、Amの並びで言うとラ・ド・レ・ミ・ソ)

 

メジャーキーがC(=マイナーキーがAm)の場合、可視化すると下図のようになります。

 

赤丸はルート(ラ=A)、その他黒丸は全てペンタの構成音です。

また、ギターでよく使うようなボックスポジションは下図青で囲まれている部分になります。

 

なんとなーく見たことあるような形で、一度は下から上へ・上から下へなど往復で弾いてみた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ただ、その際に音楽的な響きには一切感じなかったと思います。

「これを如何に音楽的にしていくか」と言う部分はミュージシャンの腕の見せ所となる訳です。

スケールや音楽理論って、料理でいう所の調味料と調理方法というようにとらえております。

魚と塩と醤油しかない場合、どういった料理を作りますか?といった問いに答えるような感じです。

下味の塩を振る程度に使うのも良いし、塩焼きのようにガッツリ味付けに使うのもありです。

その際に醤油が必要なければ使う必要も無いので必要であれば適宜使用するというのが理想です。

 

自身もプロの方からレッスンを受けている際に言われましたが

「ギターリストは目立ちたがりなので持っている物を全て詰め込もうとし過ぎる事が多い。音数もそうだし音量もそうだし知識もそう。全部使ったからって音楽的には良くなるとは限らないので、表現をする上で必要な物だけを残す引き算方式の考え方を持った方が良い」といったお話をよくされました。

 

分かりにくいと思うのでペンタを例にもう少しかみ砕いて話すと、2つの音で表現したいものが完成するなら、全部の音を使う必要が無いといった感じです。

じゃあその2つの音をどうやって選ぶねん!となった時に色々な曲や有名なギタリストのフレーズを研究するといったようになりました。

 

 

話を戻してスケールも適切な使い方をしなければ美味しくならないと考えております。

実際にどう使っていくのという部分はまた次回。

 

今回はドミナントコードについてです。

 

前回の話では、マイナーコードについて書きましたが、今回はドミナントコードです。

 

おさらいになりますが、ドミナントコードとは?

 

③ドミナントコード

ドミナントコードは、不安定な響きを持ち、トニック(主和音)に向かって解決しようとする性質を持つコードです。一般的に、ダイアトニックコードの5番目のコード(V度)がドミナントコードとして機能します。ドミナントコードは、三和音に短7度の音が加わった四和音(ドミナントセブンスコード)で使われることが多いです。

例えば、Cメジャーキーの場合、ドミナントコードはG7(ソ、シ、レ、ファ)になります。G7は、Gをルート音とし、B(長3度)、D(完全5度)、F(短7度)で構成されています。(ルート音(1st)、長3度、完全5度、短7度の4つの音)

 

とありますが、今回は構成音や使い方にも触れていきます。

 

キーがCの場合、調を決定するメジャーコードとしてはCとなりますが、ドミナントコードは全音3つと半音1つ上の音・つまりGがドミナントコードとなります。。

その構成音は、G・B・D(ソ・シ・レ)となります。

ドミナントコードはポップスではセブンスコードとも呼ばれることが多いです。

Gを例にするとG7といった表記になるのですが、このようなコードを見たことがあると思います。

 

表記については改めて解説予定ですが、アルファベッドの後ろに何かが付く場合、基本の3和音(1.3.5度)の他に音が加わったり、入れ替わったりします。

今回の「7」に関しては、短7度の音が加わります。

 

短7度ってどこ?となるかもしれませんが、そのコードのルート音の全音下(=ギターだと2F下がった音)となり、Gの場合だとF(=ファ)の音が7thの音になります。

 

下図は前回使った鍵盤ですが、こちらで確認してみましょう。

 

 

キーをCとして、今回は5度(ソ=G)からスタートです。

長3度はどこかを見ると、ソの半音四つ上の音になるので、ソ・ラ・ラ#・シ(G→G#→A→A#→B)となり、上記図の7度が調3度になります。

同様に5度はどこ?と探していくと、コードのルートに対しての半音7つ上なので、ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド・ド#・レとなり、上記図の「2度」(レ=D)となります。

7度は更に3つ半音上なので4度(=ファ)ですが、ルートから逆に全音(半音2つ)下がった音も同様なのでこちらで見ます。

 

ギターの指板上で見ると下図になります。(使い回してすんません)

 

3弦0FのG(=ソ)の音から見て、右に4つ移動したポジションにB(=シ)があります。

同様に7つ移動するとD(=レ)があります。加えてルートの全音下にはFがあります。(3弦0F=4弦5Fなので、4弦5Fの全音下)

このような距離感で音が構成されている和音をドミナントコードと呼びます。

 

ドミナントコードの使われ方として、サビ前の最後のコードやサビ終わりのイントロやAメロに戻る前に使われることが多いです。

 

マイナーコードと距離感似てね?ってなった方、それ正解です。

というのも、マイナーコードとドミナントコードは3度が短か長かだけの違いで、ルート・5度は距離としては同じになるからです。

 

じゃあどう使うの?という部分ですが、強くルートに戻りたがる響きの音の為、ドミナントコードの後はルートの和音もしくは代理和音に行く事が多いです。

キーがCの時の例としては

 

①F→G7→C(キー)

②F→G7→Am(Cの代理和音)

③Am→Em→F→G→Amに戻る

 

 

ギターを弾く上でどう使うの?という部分では

 

何かわからんコード来たから普段使わないようなポジションの音使っとけ

 

という脳筋向けの使い方が出来ます。

※冗談っぽいですが普段弾いているフレーズはドミナントコードの位置で使わないフレーズが多い為、その他の音を使えば必然的にドミナントコードの構成音に当たる可能性が高いです。

 

前回の図を例に出すと

 

赤丸の前後の音を押さえとけば大体当たります。

1弦を例に出すと、Aの前後はG・B(=ソ・シ)なのでG7の構成音

2弦はD・F(=レ・ファ)なのでGの構成音

3弦もB・D、4弦もF・A(Aは避けた方が良いかも)というように大体G7の構成音になってます。

アドリブを取る際は大体こんな感じで最初はやってもいいと思います。
いずれ色んなヴォイシングを覚えていき、明確にコードトーンの上にあるという認識が持てれば問題無いと思います。

 

と、ドミナントコードは少々特殊なコードですが、使い方も特殊なケースが多いです。

 

・ブルース進行

・部分転調

 

この辺りがポップスでは多いですが、この辺りの解説も改めてしていきます。

 

 

ここで問題

B♭7の構成音は?

 

 

 

 

 

正解:シ♭・レ・ファ・ラ♭(B・D・F・A♭)となります。

 

 

次回はペンタトニックスケールについてを予定しております。

今回はマイナーコードについてです。

 

前回の話では、メジャーコードについて書きましたが、今回はマイナーコードです。

 

おさらいになりますが、マイナーコードとは?

 

②マイナーコード

マイナーコードは、楽曲に悲しみや切なさ、物憂げな雰囲気を与える役割があります。メジャーコードが持つ明るさや安定感とは対照的に、マイナーコードはより感情的な深みや複雑さを表現するのに用いられます。

マイナーコードは、基本的にはルート音、短3度、完全5度の3つの音で構成されます。例えば、Aマイナーコードは、A(ラ)、C(ド)、E(ミ)の3つの音で構成されます。(ルート音(1st)、短3度、完全5度の3つの音)

 

とありますが、今回は構成音や使い方にも触れていきます。

 

キーがCの場合、調を決定するメジャーコードとしてはCとなりますが、並行調と呼ばれる位置関係にAマイナーコードがあります。

その構成音は、A・C・E(ラ・ド・ミ)となります。

 

※平行調とは?

平行調とは、同じ調号を持つ長調(メジャースケール)と短調(マイナースケール)の関係を指します。例えば、ハ長調とイ短調は、どちらも調号が「なし」で、同じ音階(C, D, E, F, G, A, B)で構成されるため、平行調の関係にあります。

 

ここで新しくハ長調とかイ長調とかが出てきましたが、これもイタリア語表記・アルファベッド表記の日本語表記版です。

 

参考

イタリア表記:ドレミファソラシド

アルファベッド表記:CDEFGABC

日本語表記:ハニホヘトイロハ

 

平行調がどうしてこうなるのかは改めて解説するので、ざっくりと「キーがCで始まる場合を例とすると、6音目の音から始まるマイナーコードの和音(ドレミファソラ←6番目)」程度でお考え下さい。

 

 

そして前回の内容も踏まえて構成音の解説になるのですが、マイナーコードはルート音(1st)、短3度、完全5度の3つの音で構成されています。

 

ルート音(1st)→そのコードの枠組みを表す音(基準となる音)

短3度→ルートからの距離として全音一つ分+半音の距離の音

完全5度→ルートからの距離として全音三つ分+半音の距離の音

 

これって、メジャーコードと殆ど同じじゃない?と感じた方もいらっしゃると思います。

その通りで、3和音の場合は3度が半音変わるだけでメジャー・マイナーが変わるのです。

 

下図は前回使った鍵盤ですが、こちらで確認してみましょう。

 

 

キーをCとして、今回は6度(ラ=A)からスタートです。

短3度はどこかを見ると、ラの半音三つ上の音になるので、ラ・ラ#・シ・ド(A→A#→B→C)となり、上記図の「1度に戻る」(ド=C)が短3度の音になります。

同様に5度はどこ?と探していくと、コードのルートに対しての半音7つ上なので、ラ・ラ#・シ・ド・ド#・レ・ミとなり、上記図の「3度」(ミ=E)となります。

 

ギターの指板上で見ると下図になります。(使い回してすんません)

 

5弦0FのA(=ラ)の音から見て、右に3つ移動したポジションにC(=ド)があります。

同様に7つ移動するとE(=ミ)があります。

このような距離感で音が構成されている和音をマイナーコードと呼びます。

 

マイナーコードの使われ方として、曲の頭・最後など、スタートや終わりに使われることが多いです。

また、ドミナントコード(改めて記事にて解説します)の後に来るケースが多いです。

 

これもメジャーコードと同じじゃん!ってなった方、それ正解です。

というのも、キーがCの場合、CとAmは同じようなキャラクターをしており、Cに対してAm(Aマイナー)を代理和音と呼びます。

 

代理和音とはざっくり説明すると代わりに使えるコードの事です。

じゃあなぜ代理なの?となった際、構成音を見ると分かりやすくなります。

 

C→ドミソ

Am→ラドミ

 

上記のようになっており、ド・ミが共通の音として使われています。

その為、乱暴な言い方をするとキーがCの場合、Cで書かれている所でAmを使っても大体違和感は無い進行になり、逆もまた然りです。

ただし、曲を表現する上で物悲しさが欲しいであったり、Cの様な安定した和音では無く、不安定さが欲しいとなった時にAmを使っているケースが多いです。

 

 

ギターを弾く上でどう使うの?という部分では

 

とりあえずこの辺鳴らしておけばCが来てもAmが来ても何とかなる

 

という脳筋向けの使い方が出来ます。

※冗談っぽいですが僕自身コードが分からなくなったときはよく使ってます

 

参考図↓

 

何で?って言われると、上記の赤丸部分って、CとしてもAmとしても解釈できる音がで構成されているからです。

7thの話はまた改めてしますが、G(=ソ)はAm7に含まれる音で、Cの構成音でもあります。

4.3.2弦の順でソ・ド・ミとなっており、並び替えるとド・ミ・ソ=Cの和音となっております。

また、ドミソはAmで考えた時の短3度・完全5度・短7度となっているので構成音として成り立っています。

更に1弦5Fと6弦5FはA(=ラ)となるので、明確にAmを押さえたいというときはこういう押さえ方が出来ます。

 

①中指で6弦、薬指で他の4.3.2.1弦を押さえるフォーム

②握り込んで親指で6弦、人指し指で4.3.2.1弦を押さえるフォーム

 

上記二つが一般的ですが、自身は②のフォームを使う事が多いです。

 

何故か?と言われると、楽だからじゃなくて小指を使うと響きが変わる別の押さえ方が出来るからです。

その押さえる先は1弦8FのC(=ド)の音です。

 

一番高い音をこれにするだけで明るい響きに聴こえるので、曲によってはこの音をトップにしたりするアレンジもできます。

 

 

 

 

ここで問題

Dm(Dマイナー)の構成音は?

 

 

 

 

 

正解:レ・ファ・ラ(D・F・A)となります。

前回の問題の3度の音が半音下がっただけなので、今回はレ・ファ・ラ(D・F・A)が正解です。

何となく規則性が読めてきたでしょうか。

 

一応補足でコードの押さえ方も見てみましょう。

上記がDメジャーの押さえ方です。

 

続いてDマイナーは

となり、5弦ルートの場合の押さえ方は2弦の位置が半音フラットしただけになってますね。

というのも、5弦のルートから4.3.2.1弦といくにつれて、ルート・完全5度・3度(長or短)・完全5度(オクターブ)という音の積み方となっているので、5弦ルートの場合は必ず上記の違いしか出ないようになっています。

 

そうなるとギターの場合はあら簡単、ここから左右にフレットをずらすだけで別のコードが押さえられるようになりますね。

半音上=E♭、1音(全音)下=Cがルートというように変わります。

 

 

次回はドミナントコードについて解説します。

今回はメジャーコードについてです。

 

前回の話では、コードは大きく3つ、メジャーコード・マイナーコード・ドミナントコードに分類されると書きました。

そのうちの一つ、メジャーコードについてです。

 

おさらいになりますが、メジャーコードとは?

 

①メジャーコード

メジャーコードは、音楽において明るく安定した響きをもたらす基本的なコードです。楽曲に安定感や解決感、明るさを与える役割を担います。特に、楽曲の始まりや終わり、転調時などに使われることが多いです。

メジャーコードは、基本的にはルート音、長3度、完全5度の3つの音で構成されます。例えば、Cメジャーコードは、C(ド)、E(ミ)、G(ソ)の3つの音で構成されます。(ルート音(1st)、長3度、完全5度の3つの音)

 

とありますが、今回は構成音や使い方にも触れていきます。

 

キーがCの場合、ルートはCとなるので、Cメジャーが曲の調を決定づける和音となります。

その構成音は、C,E,G(ド・ミ・ソ)となります。

 

※概念の部分でこの辺りで頭がこんがらがってくる人が出てくると思うので、音の呼び方に対する補足も入れていきます。

コードの読み方としてのアルファベット表記と、音の呼び方の表記は別物として考えてください。

例えば、Cと言えば「ド」の単音としても、C「ド・ミ・ソ」の和音としても意味があります。

上記のCの構成音に関しては音の呼び方としてド・ミ・ソを「C,E,G」と表記しております。

5人でリレーをやる際に、田中君・高橋君・・・といった呼び方を1番・2番・3番・・・という風に置き換えていると解釈してください。

 

 

話を戻して、ルート音(1st)、長3度、完全5度の3つの音のルートって何?長3度って何?といったお話もあると思うので、こちらも補足していきます。

 

ルート音(1st)→そのコードの枠組みを表す音(基準となる音)

長3度→ルートからの距離として全音二つ分の距離の音

完全5度→ルートからの距離として全音三つ分+半音の距離の音

 

じゃあ全音一つって?半音一つって?ってなると思います。

この部分を可視化すると下図となります。

 

 

これはピアノの白鍵、黒鍵の図になるのですが、一番左の白鍵(1度)を基準に考えていきます。

1度=上記の1st=ルート音となるので、上記の白鍵の1度はドの音(=C)の音となります。

ここから鍵盤上の5度の音・ミ(=E)までの距離は、ド#・レ・レ#・ミとなり、半音4つ分の距離=全音2つ分の距離となっております。

 

同様の考えで5度までの距離は半音7つ=全音3つ+半音一つの距離となっております。

 

ギターの指板上で見ると下図になります。(いい画像が無かったので半音の表記はございませんがご了承ください)

 

5弦3FのC(=ド)の音から見て、右に4つ移動したポジションにE(=ミ)があります。

同様に7つ移動するとG(=ソ)があります。

このような距離感で音が構成されている物をメジャーコードと呼びます。

 

メジャーコードの使われ方として、曲の頭・最後など、スタートや終わりに使われることが多いです。

また、ドミナントコード(改めて記事にて解説します)の後に来るケースが多いです。

 

ギターを弾く上でどう使うの?という部分では

 

曲の構成が飛んだ時にとりあえずこのコードの構成音を鳴らしておけば大体何とかなる

 

という脳筋向けの使い方が出来ます。

※冗談っぽいですが僕自身コードが分からなくなったときはよく使ってます

 

ここで問題

Dメジャーの構成音は?

 

 

 

 

 

正解:レ・ファ#・ラ(D・F#・A)となります。

ドレミファソラシドでいくとレ・ファ・ラじゃないの?となるかもしれませんが、ファはレからの距離で半音3つ分となってしまうので、もう一つ半音を挙げたファ#がメジャーコードの構成音となります。

そうすると「ファ#→ファにするとどうなるの?」という問いに対しては、Dマイナー(Dm)の和音が解答となります。

 

マイナーコードについてはまた次回解説します。

本日は和音についての記事を記載します。

 

ギターにおける和音は、アルファベット表記が主流となっております。

例)C,Dm,E7など

 

これをもう少しかみ砕いて記載していきたいと思います。

 

 

■コードの種類

大きく分けて、メジャーコード、マイナーコード、ドミナントコードの3つに分類されます。

 

各コードの役割については以下の通りとなります。

 

①メジャーコード

メジャーコードは、音楽において明るく安定した響きをもたらす基本的なコードです。楽曲に安定感や解決感、明るさを与える役割を担います。特に、楽曲の始まりや終わり、転調時などに使われることが多いです。

メジャーコードは、基本的にはルート音、長3度、完全5度の3つの音で構成されます。例えば、Cメジャーコードは、C(ド)、E(ミ)、G(ソ)の3つの音で構成されます。(ルート音(1st)、長3度、完全5度の3つの音)

 

②マイナーコード

マイナーコードは、楽曲に悲しみや切なさ、物憂げな雰囲気を与える役割があります。メジャーコードが持つ明るさや安定感とは対照的に、マイナーコードはより感情的な深みや複雑さを表現するのに用いられます。

マイナーコードは、基本的にはルート音、短3度、完全5度の3つの音で構成されます。例えば、Aマイナーコードは、A(ラ)、C(ド)、E(ミ)の3つの音で構成されます。(ルート音(1st)、短3度、完全5度の3つの音)

 

③ドミナントコード

ドミナントコードは、不安定な響きを持ち、トニック(主和音)に向かって解決しようとする性質を持つコードです。一般的に、ダイアトニックコードの5番目のコード(V度)がドミナントコードとして機能します。ドミナントコードは、三和音に短7度の音が加わった四和音(ドミナントセブンスコード)で使われることが多いです。

例えば、Cメジャーキーの場合、ドミナントコードはG7(ソ、シ、レ、ファ)になります。G7は、Gをルート音とし、B(長3度)、D(完全5度)、F(短7度)で構成されています。(ルート音(1st)、長3度、完全5度、短7度の4つの音)

 

上記の説明を見ても「は???」ってなると思います。

なのでもう少しかみ砕いて説明していきたいと思います。

 

例としてCメジャーの曲でスピッツのチェリーを挙げます。

 

 

 

Aメロを抜粋した進行がコチラ

 

ここでクイズ

上記の中でメジャーコードはどれか?

 

 

 

 

 

 

 

答え:C・F・Gの3つがメジャーコードの分類となります。

※厳密にはGはこのキーではドミナントコードになるのですが、表記上で読み取れる範囲で便宜的にメジャーコードとします。

 

 

それぞれの和音の細かい話は次回のパートで説明します。