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シンセサイザーとビートルズ

 前回の「冨田勲 ソングブック」は、なかなか好評だったようで。

 シンセサイザー繋がりで、もう一つ記事を書きます。

 インド楽器「シタール」導入をきっかけに、ビートルズは新しい楽器が登場するとすぐに採り入れるように。

 「シンセサイザー」も然り。当時はそれはそれは高価な楽器でしたが、ビートルズの稼ぎからすれば導入するのはいともたやすかったはず。

 1969年5月に発表された、ジョージ・ハリスンのアルバム『電子音楽の世界』。

 モーグシンセサイザーの音のみで作られてます(ジャケット・デザインもジョージ)。

kazukunの神出鬼没-電子音楽の世界 ジャケット


kazukunの神出鬼没-電子音楽の世界 A面


kazukunの神出鬼没-電子音楽の世界 B面

 「電子音楽の世界」 ジョージ・ハリスン


 ジョージらしい旋律など何処にも。延々とノイズを撒き散らしているとしか。

 アルバムを最後まで聴くのは、拷問に近いです。

 いかにジョージのファンといえども、このアルバムだけはパス。

 楽しめるのは前衛音楽ファンくらいかも(「レボリューション9」の斜め上をいってます)。

 しかしこのアルバムで演奏技術を会得したのか、名盤「アビイ・ロード」をそれは見事に彩ったのでした。

kazukunの神出鬼没-アビイ・ロード

 まずはイントロの音と間違われやすい、「ビコーズ」から。

 「ビコーズ」 ビートルズ


 エレクトリック・ハープシコードのイントロで始まるこの曲。

 シンセは途中から入ってくるホルン風の音です。

 「アイ・ウォント・ユー」は、後半のノイズがそう。

 「アイ・ウォント・ユー(シーズ・ソー・ヘヴィ)」 ビートルズ


 長閑な曲調なのに歌詞がとても恐ろしい、「マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー」。

kazukunの神出鬼没-マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー

 「マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー」 ビートルズ


 eiichiさんのブログ「eiichi official page」の、「恐い歌」という記事がオススメです。

    http://ameblo.jp/ehecjbjp/entry-11306463342.html

 ラストはジョージ作の「ヒア・カムズ・ザ・サン」、日本のみシングルとなってます。

kazukunの神出鬼没-ヒア・カムズ・ザ・サン

 「ヒア・カムズ・ザ・サン」 ビートルズ


 ジャケットは横断歩道を歩き出す前の写真ですね。

おまけ

 日本のポップスの世界(冨田勲さんはクラシックがモチーフ)で、最初にシンセサイザーが使われたヒット曲は何時頃なのでしょう。

 1970年代半ばだとは思いますが、どうもハッキリしなくて。

 75年に発売された桜田淳子さん「ひとり歩き」のイントロには、シンセサイザーが使われてるようです。

kazukunの神出鬼没-ひとり歩き

 「ひとり歩き」 桜田淳子


 楽器でなくサウンド・エフェクトなら、西城秀樹さんの「激しい恋」が先。

kazukunの神出鬼没-激しい恋 西城秀樹

 「激しい恋」 西城秀樹


 共にビクター・レーベルからのリリース(西城さんのRCAはビクターの傘下)なので、録音スタジオが一緒だったのかも。


 ↓シンセサイザーに詳しい方、日本で最初に使われたヒット曲を教えて下さると凄く有難いです。
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