ソフトロック(Soft Rock)は、1960年代後半から1970年代前半にかけて製作、スタジオレコーディングに重点を置き、美しいメロディやコーラスを持つポピュラー音楽のジャンル。ただし、範囲が明確かつ具体的ではない。



 私はソフト・ロック、60年代後半から70年代にかけてのイギリスのものが大好きなのです。

 しかしいかんせんそれに関する情報が不足しがち。これまでソフト・ロックについて書かれた出版物には、お目にかかったためしが。

 あまりに知識が無いのでネタにはしたくなかったのですが、このままだとブログ更新がストップしてしまいます。

 やむを得ずですが、「ソフト・ロック」特集の第1回をお届けしようと。

 

二人のトニーとロジャー


 二人のトニーとは作曲家&プロデューサーのトニー・マコウレイ、セッション・シンガーのトニー・バロウズ。

 ロジャーは、ロジャー・グリーナウェイ&ロジャー・クックのソングライター・チームです。

 英国のソフト・ロックは、この4人が中心となって生み出されました。

 今回はそんな彼らの、極上の作品を3曲ご紹介。

 気に入って貰えると嬉しいです。


 まずはこの曲から。

kazukunの神出鬼没-ホワイト・プレインズ


 フラワー・ポット・メンからカーター・ルイスが抜け、トニー・バロウズ、ピート・ネルソンとソングライターのロジャー・グリーナウェイと組んだグループがホワイト・プレインズ。セッション・ボーカリストのトニー・バロウズはすぐにエジソン・ライトハウスに引き抜かれ、後にブラザー・フッド・オブ・マン、ピプキンスでも活躍した。
 「恋に恋して」(全英9位、全米13位)は、ノリのいいポップ・チューン。グリーナウェイは弾むリズムの曲が得意でニュー・シーカーズの「I'D LIKE TO TEACH THE WORLD TO SING(愛するハーモニー)」(全米7位)、フォーチュンズの「YOU'VE GOT A TROUBLE」(全米7位)などを手がけている。この曲のサビの部分のリズム展開は彼の真骨頂。

kazukunの神出鬼没-ホワイト・プレインズ 解説


 「恋に恋して」 ホワイト・プレインズ


 「恋に恋して (TV SHOW)」 ホワイト・プレインズ



kazukunの神出鬼没-エジソン・ライトハウス


 エジソン・ライトハウスは、トニー・マコウレイトニー・バロウズ以外のメンバーはスタジオ・ミュージシャンにより構成された、言わば実体があって、なかったようなグループだ。しかし、マコウレイはプロモーション戦略上、ビデオやジャケット用に代役を用意し、擬似バンドの肖像を作り上げたのである。マコウレイは、ファンデーションズ/フライング・マシーン/マーマレードなどの数多くのヒットを生み出したことで知られる、ソングライター/プロデューサーだ。かたやバロウズは、ケストレルズ/フラワー・ポット・メン/ホワイト・プレインズでリード・ヴォーカルを担当。--比類無き両者の才能は、エジソン・ライトハウスでも十二分に発揮されたのである。そして、表情豊かなヴォーカル/華やかな女性コーラス/メランコリックなメロディ/叙情的なストリングスが絶妙にブレンドされた70年の「恋のほのお」は全英No.1を獲得した。しかし同時に、バロウズのソロ名義やバンド名義での活動が活発化。グループは歯車が合わないまま作品をリリースするがヒットには至らず、失速していく……。71年には、マコウレイバロウズが共に脱退。サウンド制作にアーノルド・マーティン・モロー、ヴォーカリストにデヴィッド・マーティンを新たに迎え、再建をはかるものの失敗に終わる。--短命ではあったが、エジソン・ライトハウスソフト・ロック界に与えた影響は計り知れないと言えよう。(「GOO音楽」より引用)

 「恋のほのお」 エジソン・ライトハウス


 「恋のほのお (TV SHOW「トップ・オブ・ザ・ポップス」) エジソン・ライトハウス



kazukunの神出鬼没-バタースコッチ


 「恋のそよ風/そよ風の二人」 バタースコッチ


 バタースコッチに関しては、検索しても良い結果が得られず。データ不足が如実です。邦題が2種類もあるのにね。


 どれも聞き慣れないグループ名だとは思いますが、曲は3つとも最高!!

 一部のマニアに独占させておくには(私もその一人だったりして)、勿体無いったらありゃしません。

 このキャッチーなメロディを一人でも多くの方に知って貰えるようになれば、ブログ管理人としても本望です。


 それと英国ソフト・ロックに詳しい方、何卒ご指導ご鞭撻のほどを。

 名曲の報告、お待ちしております。


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