筒美京平　ソングブック　Vol.5〔平山三紀／スプリームス〕

筒美京平　×　モータウン・サウンド　Part.2

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　前回の記事では筒美京平さんのモータウン・サウンドへのアプローチ第１弾、「可愛い嘘」をお届けしました。

　「可愛い嘘」は残念な結果に終わってしまいましたが、７１年に発売されたこの曲で見事にリベンジを果たします。

　「真夏の出来事」　平山三紀

　第13回日本レコード大賞・作曲賞を受賞、筒美さんの代名詞ともいえる曲です。

　この曲のベースギターは、何度聴いてもしびれてしまいます。特徴的なリズムの部分は勿論ですが、サビに入ってからもどんな指の動きをしてるんだろうと。

　元ネタはこちら。

　「恋はあせらず」　スプリームス

　ダイアナ・ロス＆スプリームスの「恋はあせらず」、６６年のヒット曲です。

　この曲を一躍メジャーにしたのは、フィル・コリンズのカヴァーでした。

　「恋はあせらず」　フィル・コリンズ

　度々ＣＭに使われているので、洋楽ファンならずとも御存知のはず。

　フィル・コリンズはモータウン・サウンドが心底好きなようで、復帰コンサートでもモータウンの名曲ばかりを歌っていました。残念ながら再び引退を宣言してしまいましたが。身体の不調でレコーディングの際は、ドラムスティックを腕に固定して演奏していたとか。

　このサウンドは日本でも大いにウケました。

　影響を受けたと思われる曲をご紹介。

　

　「ハートをRock」　松田聖子

　「恋は、ご多忙申し上げます」　原由子

　もしかすると他にもあるのかもしれませんが、私が把握しているのはこの２曲。

　こういうリズミカルな曲は、聴いていて楽しいです。

　上記２曲以外の名曲を御存知でしたら、コメントお願いしますね。

　７０年代に入ると筒美さんは、モータウンからフィラデルフィア・ソウルへと。

　フィリー・ソウルのサウンドを活かした名曲を連発するのですが、それはまたの機会に。

　↓フィル・コリンズはモータウン好きだったのに、何故プログレッシブ・ロックを！？　ジャンルがあまりにかけ離れています。