防災行政無線


 東北地方太平洋沖地震で、数多くの人命が失われました。

 亡くなられた方々に、深く哀悼の意を表します。

 この地震を機に、いろんな考えが頭を巡りました。

 その一つが、防災行政無線。


 私の住む東京都小平市では、毎夕4時30分になると市内各地に据えられたスピーカーから「七つの子」のメロディが。

 「東京都小平市 防災行政無線 七つの子」


 このメロディは、緊急時に備え設備の故障の有無を確かめるものだとか。

 今回の地震は世界でも類をみないほど、大規模なものでした。

 津波が襲ってくるまでの僅かな間、この防災行政無線がどのように働いていたのか?

 地震が起きた時間が午後3時前なので、市町村職員が不在とは到底考えられません。

 想像するに避難勧告が、繰り返し放送されたのではないかと。


 テレビでは、この点についての報道は一切ありませんでした。

 新聞記事ではいったん家族皆と避難したものの、制止を振り払い逆戻りして行方不明になったという方も。

 災害時に自己判断で行動する事が、いかに危険なのかを物語っています。

 例え周囲から馬鹿にされようが、防災行政無線の言葉には黙って従うのが生き残る道だと思います。


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