♪命かけてと誓った日から〔サディスティック・ミカ・バンド〕

追悼　加藤和彦さん

　今回は写真はお休み。今月１６日にこの世を去られた加藤和彦さんを偲んで、彼の代表作を紹介します。

　彼が世に出たのは、「帰ってきたヨッパライ」というコミカルな曲。

　大ヒットを記録し、フォーク・クルセダーズというグループ名は全国的なものに。

　ワイドショーでもこの曲は、さんざん流されました。

　作家の五木寛之さん作詞の、この曲からスタートです。

　「青年は荒野をめざす」

　そして作曲家として名を馳せたのがこの曲。以前このブログで紹介した、「クレヨンしんちゃん」の映画にも使われてます。

　「白い色は恋人の色」　ベッツィ＆クリス

　外国の方が、流暢な日本語でヒットさせた曲の先駆けですね。

　ちょっと脱線して、外国人アーティストが日本語で歌った曲をいくつか。

　アメリカのブラス・ロック・バンドの代表格、シカゴの「クエスチョンズ６７＆６８」。

　彼らは「ロウダウン」という曲も、日本語でリリースしてます。

　英語での代表作をいくつか。

　「長い夜」

　「愛ある別れ」

　「素直になれなくて」

　「素直～」は洋楽ファンならずとも、一度や二度は耳にしたはずです。
　
　フィラデルフィア・ソウルの代表選手、スリー・ディグリーズは日本の作家の曲を。

　「にがい涙」

　作詞：安井かずみ／作曲：筒美京平というチームによる曲。

　スリー・ディグリーズには、元はっぴいえんどの松本隆＝細野晴臣のコラボでも。

　こちらは英詞ですが、日本人の作家の曲が同じ時期に発売されました。

　「ミッドナイト・トレイン」

　曲の好みなら後者ですが、ヒットという点では「にがい涙」に軍配が。

　彼女達の代表作といえばこちら。

　「荒野のならず者」

「天使のささやき」

　クイーンは本国ではなかなか人気に火が点かず、遠い日本の地が導火線代わりに。

　彼らも日本語歌詞の入った曲を歌ってます。

　「手をとりあって」

　あまりに有名な彼らですが、一応代表作を。

　「ボヘミアン・ラプソディ」

　「ウィ・ウィル・ロック・ユー」

　「伝説のチャンピオン」

　自転車ブログとしては、この曲も付け加えておくべきかと。

　「バイシクル・レース」

　寄り道はここまで。

　加藤和彦作品に戻します。

　初期は殆んどフォーク調の曲を提供。

　珍しく編曲のみというのがこれも大ヒットした、よしだたくろうさんの「結婚しようよ」。

　歌詞とアレンジ、コード進行が当時としては斬新でした。

　この２人は、後にデュオを組んでます。

　「純情」

　アイドルに曲を提供したのも、加藤さんがおそらく最初でしょう。

　「妖精の詩」　アグネス・チャン

　ハイソックスがトレードマークでしたね。たどたどしい日本語が印象的です。

　アイドルがらみでもう２曲。

　後に女優として活躍した若林志穂さんの曲も、加藤さんの手によるもの。

　「テレフォン・キッス」

　恋多き女性として有名な高岡早紀さんも、加藤さんの曲でいっぱいです。

　「不思議の森のアリス」

　加藤さんの音楽歴の中で燦然と輝くのは、やはりサディスティック・ミカ・バンドの時代。

　まずはファースト・アルバムから。

　自転車ブログを書いている私です。まずはこの曲から。

　「サイクリング・ブギ」

　画面左には竹内まりやさんの姿が！！

　彼女の初期の代表作も、加藤さん作曲です。

　「不思議なピーチパイ」

　ミカ・バンドの曲を続けます。

　「影絵小屋」

　ファーストにはもっと映像が残っていたのですが、昨日の今日で削除されてしまいました。

　日本のロック・アルバムのベストを選ぶという企画に必ずエントリーされるのが、大傑作「黒船」。

　ロックの本場イギリスでも発売され、好評を得ました。

　そのアルバム全曲を紹介します。これらの曲もすぐに削除される可能性が。どうぞお早めに。

　「墨絵の国へ」

　「何かが海をやってくる」

　「タイムマシンにおねがい」

　「黒船嘉永６年６月２日」

　「黒船嘉永６年６月３日」

　「黒船嘉永６年６月４日」

　「よろしくどうぞ」

　「どんたく」

　「四季頌歌」

　「塀までひとっとび」

　「颱風歌」

　「さよなら」

　以上全曲。サディスティック・ミカ・バンドは、二度に渡り再結成されてます。

　加藤さん自身に於いても、思い入れは相当深かったものと。

　彼の長い音楽生活を、１つの記事に収めるなんて不可能。

　後は自分で検索するなりして、彼の作品に触れて下さい。

　ラストを締めるのは、やはりこの２曲。ご冥福をお祈りします。

　「あの素晴しい愛をもう一度」