ルールマニュアルVer.11.0にあわせたルール改定に関して
公式サイトにあるルールマニュアルVer11.0に合わせたルール改定について、以下に転載します。
転醒(てんせい)カードについて
転醒(てんせい)カードとは、通常の裏面がなく、カードの両面に効果が書かれているカードです。転醒カードを使用する場合、デッキのカードすべてを裏面が不透明のスリーブにして、転醒カードのコストが左上に書かれた面(転醒前)が見えるように入れます。裏返す効果を発揮したら、カードをスリーブから一度出して裏返し、コストが右上に書かれた面(転醒後)が見えるようにします。そのカードがフィールドを離れたり、煌臨元カードになるときはカードを転醒前に戻します。
対戦中にスリーブからカードの出し入れをしたくない場合は、転醒チェックリストカードを利用することもできます。
詳細や裁定に関しては、ルールマニュアルやQ&Aを確認してください。
「バースト」の置き場の名称とルール変更
「バースト」をセットしている場所がフィールドではなく、「バーストエリア」に変更され、バースト状態の間でのバースト効果の解決もその場所で行うことに変更します。
この変更により、セットしているバーストは、フィールドのカードを対象とした効果は受けなくなり、バースト効果を解決中に【重装甲:∞】などでそのシンボルは参照できなくなります。また、この変更に合わせ、「相手は、バースト効果を発揮できない」効果はバーストのカードではなく、プレイヤーを対象にした効果とします。
詳細や裁定に関しては、ルールマニュアルやQ&Aを確認してください。
消滅/破壊、手札/デッキに戻す効果の解決の統一
フィールドに召喚/配置されたスピリット/アルティメット/ブレイヴ/ネクサスについて、今までの、破壊の効果やバトルで破壊された破壊状態、コアが最低Lvコスト未満になった消滅状態に加え、新しく「手札/手元/デッキに戻す」といった今まで即時解決して場所を移動していた効果に対しても戻る状態をつくり、「待機状態」という名称にし、効果の解決を統一します。
これにより、「手札/デッキに戻す」などの効果の解決に、「手札/デッキに戻るとき」や「フィールドを離れるとき」の効果は割り込まず、消滅/破壊されたときと同じように、戻す効果を解決してから、そのカードに対し、「手札/デッキに戻るとき」や「フィールドを離れるとき」の効果の解決を行います。
この変更に合わせ、手札やデッキに戻すなどの効果を受けて待機状態になったとき、効果ではなく、召喚やコストの支払いでその上のコアを移動して消滅させた場合に限り、消滅してもカードの行き先は変わらず、手札やデッキに戻ります。
以下に、「手札/デッキに戻す」と「消滅/破壊する」効果の現行の解決手順と、改定後の解決手順をまとめましたので、その違いをご確認ください。
◆現行の解決(「手札/デッキに戻す」効果と「消滅/破壊する」効果で解決が異なる)
- 「手札/デッキに戻す」効果を発揮→その解決に割り込んで「手札/デッキに戻るとき、フィールドを離れるとき」効果を解決→フィールドに残る効果が発揮していなければ「手札/デッキに戻す」効果を解決し、対象を手札/デッキに戻す。
- 「消滅/破壊する」効果を発揮して解決→(対象は消滅/破壊状態になる)→「消滅/破壊したとき」効果を解決→消滅/破壊が確定し「フィールドを離れるとき」効果を解決→フィールドに残る効果がなければ対象はトラッシュに移動する。
◆改定後の解決(「手札/デッキに戻す」効果に対し「フィールドに残る」効果は割り込まない)
- 「手札/デッキに戻す、消滅/破壊する」効果を発揮して解決
↓
(対象になったカードはそのままフィールドで「待機状態」になる)
↓
「フィールドを離れるとき、手札/デッキに戻るとき、消滅/破壊したとき」効果を解決
↓
フィールドに残る効果がなければカードは指定された場所に移動する。
詳細や裁定に関しては、後日公開になるQ&Aを確認してください。これは大きな裁定変更なので、バトラーに内容が浸透するまでの準備期間を設けさせていただき、2020年5月1日から施行させていただきます。
入れ替え効果の裁定の変更
「入れ替える」効果で手札とスピリットを入れ替える場合、「手札が増える」効果とは扱わなくなります。よって、「相手の手札は増やせない」効果が発揮していても入れ替えは使えて、相手は「相手の手札が増えたとき」効果を発揮したり、「相手の手札が増えた後」のバーストを発動したりできなくなります。もし、煌臨元カードがあるスピリットと入れ替わることで、実際に手札の枚数が増えることになっても、手札が増えたことにはなりません。
また、「手札に戻す」効果に対して待機状態を作りましたが、「入れ替える」効果は、直接カードを入れ替えるため、手札に戻るスピリットは待機状態にはなりません。
この変更に合わせ、「筆頭鋼鉄機士ゼノビオス」や「時空の破壊魔龍ラクタ・ヴィージャ」のような「このカード/スピリットは、お互いの効果でフィールド/トラッシュ/手元から、手札/デッキに戻らない」効果は、今後、再録した際など同様の効果は「このカード/スピリットは、お互いの効果でフィールド/トラッシュ/手元から、手札/デッキに戻らず、入れ替わらない」という記述に変更になり、入れ替える効果でも手札に戻らない裁定に変更はありません。
詳細や裁定に関しては、Q&A等を確認してください。
常に発揮する効果と瞬間的に発揮する効果の解決順の変更
複数の効果が同時に発揮した場合、今まではすべての効果が同時発揮でターンプレイヤーが解決順番を決めていましたが、下記のように常に発揮する効果を先に解決してから、瞬間的に発揮する効果を解決することになります。
1.タイミングの表記がないものや、ターンやステップの間、常に発揮し続ける効果を解決
2.『このスピリットの召喚時』など決められたタイミングや条件を満たしたときに瞬間的に解決したり、発揮した時点からこのターンの間など持続する効果を解決
※ただし、効果の解決中にLvが上がるなどで常に発揮し続ける新しい効果が発揮するとしても、解決している効果を防ぐような効果でなければ、割り込んで解決は行いません。
その際、1と2それぞれで、複数同時に発揮する効果があれば、効果の優先順位に従って、ターンプレイヤーが解決順を決めて解決します。
また、同じタイミングで発揮する効果であっても、まだLvや条件を満たしていない効果を先に解決するということはできません。
詳細や裁定に関しては、Q&A等を確認してください。
その他、裁定や表記の変更
既存の効果の裁定と表記を一部、変更します。今後、再録されるカードもこのルールに則り修正され、裁定はそのカードの最新の記述に合わせます。
- 効果の発揮タイミング『このスピリットのバトル時』や『このアルティメットのバトル時』をすべて『このスピリットのアタック/ブロック時』や『このアルティメットのアタック/ブロック時』に読み替えます。これにより、SD33以降で再録されていないカードもすべて読み替えることになります。
- 【チェンジ】から「バトル中ならバトルを続ける」を省略します。これによる裁定変更はなく、バトルしているスピリットが、【チェンジ】でもそれ以外の効果でも、バトル中に入れ替わった場合、バトルは入れ替わったスピリットが続けます。この表記の変更に限り、2020年3月発売の商品よりすでに適用しております。
- 「自分はデッキからX枚ドローする。その後、自分の手札Y枚を破棄する」を、「自分はデッキからX枚ドローした後、手札Y枚を破棄する」に変更します。これによる裁定の変更はなく、もし、他の効果でドローできなかった場合でも、手札は可能な限り破棄しなければいけません。