Flash Point の良さは前回いくつか書きましたが
今回はストーリーのお話をします
このドラマの特徴の一つはどこにでもいる普通の人が
やむにやまれぬ事情や環境で犯罪を犯してしまうことが多いです
例えば第二話「優先順位」の冒頭はこのような話です
重い心臓病で明日の命も危うい娘と父親の父子家庭に
一本の電話がかかります
それは待ちに待った心臓移植のドナーが現れたので
大至急病院へ来てくださいという連絡でした
父は大喜びし興奮冷めやらぬ状態で
娘をタクシーで病院へ連れて行きます
しかし病院へ到着すると奈落の底に落とされます
電話をかけてきた担当の女性は
誤ってこの父子に電話をしてしまったと言ってきます
実は移植患者はこの娘ではなく
既に別の患者に割り当てられたと話されます
当然納得がいかない父親は抗議し理由を聞きます
「どうして娘ではないのか?」
「御嬢さんは自宅で闘病されていてこの病院から離れています
すぐに手術のできる入院中の同じ状況の患者さんに割り当てられました」:
「そんな・・・死期が近いから家で闘病してはと言ったのは病院側じゃないか?
なのに娘がドナーになれないなんて・・・」
父が詰め寄る傍で息も絶え絶えの娘がベッドに横たわっています
心臓はもうすぐこの病院へ届く
娘は悲しそうなしんどそうな顔をして父を見つめる
父は思います。今ここで移植を受けなければ娘は死ぬ
しかし、心臓を移植できるチャンスが今ここにある!
次を待つ=娘の死
そう考えた父はどうしても待っていられない
そこで、父は近くにいた警備員の隙を見て拳銃を奪い
近くの患者に銃を突き付け「移植を娘にしろ!」と要求します
これで事件が発生です
どうでしょうか?
この父は凶悪犯でしょうか?
無論何の落ち度もない銃を突き付けられた患者は気の毒ですし
父の要求は無謀の一言です
ですが、この父の立場で考えたときに
皆さんは次のドナーが現れるまで待てるでしょうか?
言い換えれば、娘を見殺しにできるでしょうか?
たらればの話をすると
電話が病院から掛かってこなければ
ドナーが現れたことも知る由もなく
おそらく娘と父は悲しいけど穏やかな終末を迎えたでしょう
しかしこの状況は命を助ける手立てが目の前にあります
この文字通り命のかかった誘惑にあがないきれる人など少ないでしょう
さて、このようないきさつで事件が発生し
警察特殊部隊の隊員は病院へ駆けつけます
事情を知るとこのチームのリーダーであり
ネゴシエーター(交渉係)のパーカー(私の名前の由来ですw)は
犯人である父に説得を試みます
しかし、上でお話しした通り説得に応じる=娘の死 です
ネゴシエーターのパーカーはこの父の今置かれている事情も
理解したため射殺という判断は下しにくい
しかし、銃を人質に発砲されてはその人は浮かばれない
ギリギリの交渉が始まります・・・
この事件の結末は?
犯人はどうなるのか?
人質は助かるのか?
そして、
娘の命はどうなるのか?
この結末は是非レンタルしてみてください
Flash Pontのシーズン1の1枚目のレンタルDiscに収録されています
一つだけお話しするとパーカーは犯人の心情を分かった上で
苦渋の説得の最後にこう言います
「もし、銃をぶっ放して望みが叶うなら
次からみんなマネをするだろう・・・
そうはいかないんだ・・・」
事件のすべてが終わった後の
第二話の最後のシーンをぜひ見てください
ものすごく良質な余韻に包まれると思います^^
