舞台挨拶


監督の林田賢太です。


『ブリュレ』公開初日には、たくさんのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました。

また急遽、客席の多いスクリーンへの変更など対応したのですが、それでも立ち見のお客様が相当いらっしゃり、大変ご迷惑をおかけいたしました。


私は壇上でかなり緊張しておりましたが、スタッフやこれまで応援してくれた方々を見つけることで、少し安心し、またたくさんの方々に支えられて映画を作り、そして公開の日を迎えられたと心の底から感じることができました。改めまして、ありがとうございました。


映画では、双子姉妹の“結び合う情意”を、将来への願いとして込めています。

彼女たちの強い結びつきを、関係性の希薄な時代へのアンチテーゼとして映し出そうと挑戦した作品でもあります。

ひとりが火をつけて、もうひとりが火を消す双子という、往復書簡のようなやりとりをする一卵性双生児。

世界には二人だけしか存在せず、視界には互いしか映らない。

それは痛々しく、時に滑稽ですらあり……

けれども、“この強い絆”を登場人物たちに問われている気がします。



昨日、上映が終わった後、大先輩から

「やっと映画監督になれたね。作っただけではなくて、劇場でお客さんに見てもらって、はじめて映画になる」という言葉をかけてもらいしました。

まだまだ未熟ですが、“物語の力とエモーション”そして“人間力”を信じて、これからも作品作りに関わってゆきたいと思います。


「ブリュレ」がやっとスタートしました。

これからも、よろしくお願いいたします。



監督・林田賢太