昨夜20時半過ぎ。
帰宅途中に流れる町並みの片隅に、
ちらほらとイルミネーションで装飾した家が
目に飛び込んできた。
気が早いなあ、とは思いつつ…
そうか、あとひと月と少しでイブかあ。
新年までふた月を切ったなあ。
体内時計が加齢に比例して加速度を上げている事を自覚する。
少年老い易く…一寸の光陰…の意味を噛み締める。
その事も災いしてかCDフォルダーから
tatsu.yamashitaのMelodiesを取り出して掛ける。
およそ2年ぶりに
ONKYOのコンポーネントのスイッチを入れた。
CDのハードそのものはデジタルメディアだが
それを出力する端末はアナログだ。
アナログが淘汰されデジタルが台頭し始めた
遠い日の初冬を思った。
このCDも通算で何回転目になるのだろう。
爽やかな早朝の33歳の白い吐息。
向かい合う2つのシルエット。
今では臭くて言えないような、
聞かされる側も耳を覆いたくなるようなセリフを、
堂々と何のおくびもなく語っていた日を思い出した。
あの日に一瞬だけ帰りたくなった。
もう、帰れないけれど。