先日、パレスホテルのメインダイニングリニューアルの

ニュースを聞きビックリ!

 

1964年創業のフレンチレストラン「クラウン」を

7月28日に閉店し、11月にアラン・デュカス氏監修

による新レストラン「エステール」をオープンするそう。

 

おおっ!つ・・ついに東京のホテルダイニングにまで

デュカス氏のエスプリが再現されるのね~♪

 

パリではもちろん「プラザ・アテネ」や、ムーリスのレストラン、

モナコの「ルイ・キャーンズ」、東京の「ベージュ東京」などを

プロデュースなさってますね。

 

写真では、いつも柔和な表情♪

 

よくソムリエから聞かされていたのが・・「パリは

デュカスだらけです!」との言葉。

 

確かにね・・・パリのレストランやパティスリー事情を

あれこれ紐解くと、大抵デュカス氏の名前が出てくる・・。

「時の人」であり、「デュカス氏の時代」なのだと感じる。

 

ガストロノミー界の巨星、ポール・ボキューズ氏や

ジョエル・ロブション氏の時代が終わり、デュカス氏の

時代になったんだなぁと。

 

ただ、ふと思うのは・・アラン・シャペル氏のこと。

ご存命であれば・・きっとガストロノミーの覇権を

とっていたと思われる「厨房のダ・ヴィンチ」の

異名をもった感性豊かなシェフ。

そう、デュカス氏の師匠でもある。

 

存命中にその感性溢れる料理を頂くこと叶わず・・

その血脈を受け継ぐシェフ方を探しましたね~。

日本だと、やはり真っ先に思い浮かぶのは

音羽シェフかな。

 

そして、大ファンの西原金蔵シェフ。

アラン・シャペルをして、自身と互角の実力をもつ

と言わしめ、MOFを取らせたかったとも

言ったという・・・。

 

うん。金蔵シェフのデセール、素材の味わいの

存在感凄いし、四季の移ろいを映したシンプルな

ルセットの丁寧な仕事が溢れるガトー達は

まさに素材を知りぬいた超一流の技の表現!!

印象派展とのコラボガトー「ルノアール」♪

光と色彩の印象を、優しく控えめな甘さと、柑橘系の

フルーツの爽やかさとEXバージンオリーブオイル

の少しの青臭さで表現した、食べる絵画でしたっ♪

 

舞子ビラ時代のカシスのグラスガトーに

物凄い衝撃を受けたこと鮮明に覚えてるし、

数年前のデセールのコース仕立ての

感性溢れる表現!!

 

アラン・シャペル氏が生きていらしたら、

きっと、キンゾーもう一度俺のレストランへ来い!!

って言っていたと思う。

 

時代は進み、金蔵シェフも店を閉めてしまわれた(泣)

はぁ。

 

うん。でもね、その魂は特に日本のシェフ達に

伝えられていると思う・・・。

神戸ポートピアホテルの「アラン・シャペル」が

無くなってしまった今でも。

 

シャペル氏だけじゃない、神戸北野ホテルの

朝食にはベルナール・ロワゾー氏のエスプリが

未だ受け継がれている・・・。

 

あぁ、もぅ~こんな話を受け止めてくれるの・・

ソムリエしかいないのに・・彼はもう日本にいないという。

 

パリはどうなのだろう?

リッツも、クリヨンも大改装終わり・・・

ダイニングもなかなかに好評のようだけれど、

パリの日本人シェフの店もかなり人気のようで、

活躍が東京まで聞こえてくる!

 

いずれ満を持して、辻口さんも出店なさるでしょう。

ソムリエはきっと、日本の事をこれでもかっ!

という程質問攻めにあっているんだろうなぁ~(笑)

 

いつか、また沢山そんな話が出来ますように♪

金蔵シェフの麗しくも美味しいガトーが、また頂けますように♪

 

ん、まずは30日のひらまつ♪

 

ソムリエにムルソーを選んで頂いた先日のディナーの余韻が

まだ残っている・・。

 

グラスを変えて、デキャンタージュまでして下さり・・・

温度によって刻々と味わいが変化していく様を

注意深く見ながらのサーヴ。

 

本当に、見事なまでにムルソーのポテンシャルを

最大限まで引き出して頂いて、まろやかな酸は

最後には少しのエレガントささえ湛えていて、

ナッツのソースで頂いた牛ヒレとのマリアージュが

素晴らしかった♪

 

シェフソムリエとしての素晴らしい力量を

魅せて下さいまして、感謝しております!

彼の地でも、更にその力を思う存分発揮されることでしょう♪

 

はぁ~。素晴らしいディナー体験でした♪

 

そして、話が表題に戻りまして・・

3月に開催された「ひらまつレゼルヴ」の

「A table!」のお話し♪

 

毎月1回、開催されるこの企画♪

ワインもひらまつ直取引の作り手なので、毎回そのマリアージュも

興味深く、とても楽しみ♪

3月はオーヴェルニュ地方♪

 

写真がありませんが、アペリティフに、この地方特産のリキュール

「スー・ズー」を使ったカクテルが出されました♪

やや青臭さも感じますが、とてもスッキリしていて飲みやすく、

美味しかったです♪

 

アターブル3月3 アターブル3月2

1皿目が下の写真、「新玉葱のブラマンジェ桜ダイの炙り」

2皿目が上の写真、「鰆のミ・キュイ ソース・ブールブラン、

                     露地ほうれん草のソテ」

ワインは、サンセールのソーヴィニヨンブランでした♪

ん・・桜ダイは、ロゼもいいマリアージュになったかもですね!

桜ダイはプリっとした歯ごたえに、噛むごとにほんのり甘い旨味が

香り、新玉葱の爽やかな甘味・香りとよく溶け合う♪

美味しい~!

 

鰆は、流行りかもしれませんが・・低温調理にてじっくり火入れ

されており、そのレアな柔らかい身から立ちのぼる香りが

まさに春でした♪ソースも、軽やかで鰆の繊細な味わいに

寄り添う感じ。美味しかったですね~。

そして、根の部分まで綺麗にソテして添えられた露地ほうれん草

の力強い味わい!根は甘いんですよね~♪大好き♪

うん。ソーヴィニヨンブランがよく合いましたね♪

 

アターブル3月7

「仔羊キャレのロースト ジェ・ソース、

      ハシバミの香るインゲン豆と白いんげんのピューレ」

仔羊独特のクセに、ナッツの香りやいんげんのほっこりした旨味

がよく合うんです!ベリー系のソースで頂くのも好きですが!

今回は季節が春ですからね!

ローヌのシラーとのマリアージュも美味♪

ソースにもよりますが・・・ラングドックのピノとかも合いそう。

 

アターブル3月5

ムフ♪大好きなチーズ、フルムダンベール♪

オレンジの蜂蜜とともに! 

一番熟成の程よき所をサーヴして頂きました♪

 

どうしても・・食後にチーズ頂きたくなってしまう💦

凄い前にね・・ポール・ボキューズでメインの後にチーズを

美味しそうに召し上がる海外の方をお見掛けして・・・

凄いなぁ~チーズなんてお腹に入らないよ~なんて

思ってみていたのに・・まさか!自分がこうなるとは!(苦笑)

ワイン大好きで、色々頂くようになると・・チーズにもはまる(苦笑)

ワインとのマリアージュが止まりません💦

 

アターブル3月6

〆のデザートは、「ポンプ・オ・ポム」。

リンゴのパイ、バニラのグラスとともに♪

アツアツで供されまして!コーヒーで〆かとおもいきや!

ハーブティーが提供されました♪スッキリ。

 

色々と料理や、ワインの素敵なお話しも沢山聞かせて

頂きとても楽しく、美味しかったです!

 

不真面目なお客な私にも、いつも丁寧に対応して下さる支配人

の方には、とても感謝しております! ソムリエとして

ワインも程よきものを選んで下さいますしね♪

 

サーヴィスの方々も、いつも本当に有難うございます!

今月5月は、「リヨン」がテーマ!!

フランスで、私の大好きな都市の5指に入るリヨン♪

30日予約入れましたっ!!

 

今から凄く楽しみ~。

はーでもな~もうソムリエにその美味しさを報告できないのが

淋しい・・・。

 

 

 

日付変わりまして、本日から「令和」。

 

日本の歴史に鑑みれば、天皇陛下の生前退位による

新元号への移行という歴史の節目。

 

大晦日のような、新世紀始まりのような雰囲気が

世間で漂っていますが・・歴史を学んだ自分に

してみると、1989年のベルリンの壁崩壊が

近代の歴史では最も印象に残っていますね。

 

もう約10年前になりますね・・ドイツへ行ったのは!

壁の跡をみて歩いたのを、つい先日の事のように

鮮明に覚えていますね。

 

そして、本日は「Muguet~ミュゲの日」♪

フランスでは、大切な方にこの花を贈り幸せを願う日。

贈られた人には幸せが訪れると言われていますね♪

 

様々にお世話になった敬愛するソムリエが

フランスへ旅立たれる。

 

心酔していたベジャールや、朝比奈氏を

失い、心暗く過ごしていた時に、

ワインの素晴らしさを教えて下さり、

光明の場所へ恩師とともに導いてくれた方でもある。

 

私と同じく甘い物が大好きで♪

もっと沢山のガトーや、日本人のパティシェ

をご紹介したかった・・・。

お料理のお話しももっと沢山したかったし、

バレエのお話しも、クラシックのお話しも・・。

 

いつかまたお会いしましょう♪

そして、いつの日かパレ・ガルニエの大階段を

エスコートして頂き、「ジゼル」を観ましょう♪

私が、舞台の解説を致しますね!

 

直接お渡しできませんが・・スズランの写真を

贈りますね♪

 

 

先日お話ししました、イデミスギノの「アンブロワジー」

至高のグラッサージュです♪

恐らく、その味わいの繊細さに驚かれるかと?!

 

アンリルルーの、随分前の夏のガトー「ガトー・キャラメル・ライチ」♪

 

アラン・シャペルの愛弟子、西原金蔵シェフのお店

「オー・グルニエ・ドール」の2010年夏の新作「ババ・オ・パッション」♪

上部のクレームシャンティイにはローズマリーが使われています!

 

また、少しづつですが・・スイーツやお料理、音楽・舞台の

お話しを綴っていきたいと思います♪

 

ソムリエには、もう感謝の言葉しかありません!

その先の未来が、幸福で満ち溢れていますように♪

更なる素晴らしい方々との出会いに恵まれますように♪

 

 

いつだって人はどんな形であれ、人を裏切っているんだと思う。

そんなつもりはなくても、自身の知らないうちに他者を裏切って

しまっているんだろう。

 

いつからだろう?

他者に一切の期待をしなくなったのは?

勝手に期待するのもやめたし、

期待してて欲しいと言われても・・

心の底では全く期待をしないようになってしまった・・。

 

「真実」のある場所。

それは私にとっては「舞台」や「音楽」。

 

舞台や音楽は絶対に裏切ったりしない。

自身が誠実に向き合うならば、果てなき

真実の姿を見せてくれる。

 

いつだって側に在ってくれる。

人の醜さすらどうでも良いことに思わせてくれる

力を持っている。

 

私はこれからも、舞台や音楽に

寄り添って生きていく。

御大や、ベジャールがそうであったように。

 

しばらくはまた、心を閉ざし

ひたすら自身と向き合おう。

恩師が手を差し伸べてくれるまで。

 

今宵はMahlerのSymphony№7「夜の歌」を聴いて

眠りにつこう。

御大のマーラー。

生前コンサートホールで聴くこと叶わなかった・・。

こんなに「時代」の空気を感じさせる演奏だったなんて・・。

はぁ。苦しい。

 

運命の女神「フォルトゥナ」は、いつも冷徹な微笑を浮かべ

こちらを見ている・・・。